年々長寿になりつつあるペット。一般社団法人ペットフード協会が行った「全国犬猫飼育実態調査」によると、2010年には15.9歳だった完全室内飼いの猫の寿命は2015年には16.4歳になりました。



外に出る猫の寿命も2010年には12.1歳だったのが、2015年には14.2歳に。飼い主には本当に嬉しい出来事です。



近頃は21歳、人間なら100歳を越えるご長寿の猫の話も聞く様になりました。私の知る限り、一番長生きしたのは近所の地域猫で24歳の三毛猫です。



猫の長寿の秘訣、それは一体何でしょうか?私の住む地域の有名な猫おばさんと、長年保護猫活動をしている友人から聞いた、ペットの長生きの秘訣についての話をご紹介しましょう。



 

☆ネコはストレスをかけるのが一番よくない








近所の団地で暮らす猫おばさんのMさんは、地元でも有名な地域猫活動家です。現在彼女が世話をしているネコは5匹。全て避妊・去勢をしていますが、それ以外の治療、診察はほとんどしないとか。



現在も腕に大きなキズのある猫が1匹いて、見かけるたびに私は



「病院へ連れていきましょうか?」



と声をかけるのですが、



「病院へ連れて行く方が早く死んじゃうから」



ときっぱり。その理由を聞くと、



「このネコはストレスをかけるのが一番よくない」



とのこと。彼女は世話をしている猫1匹1匹性格を良く知り尽くしていますが、怪我をしている猫は一番やんちゃでボス的な存在なのだそうです。



「この子はずっと外で育って来たから、病院とか人工的なことをすると逆に調子がわるくなっちゃうの。もう20歳だし、このまま自由にさせてあげようと思う。」



Mさんはそう語っていました。そのボス猫は今月21歳の誕生日を迎えたそうです。まだ元気です!



 

☆猫の長生きは遺伝かも?








八王子で地道に保護猫活動を続ける友人Hさん。彼女の家にはいつも4~5匹の猫がいます。地元密着の活動で、



「今月は○丁目のキジトラが子供を生むはず」



という詳細な情報を把握しています。彼女に猫の長生きの秘訣を聞いてみました。



「多分、遺伝もあると思うよ。」



彼女曰く、近所でやたら長生きの猫がいて、その猫が避妊する前に生んだ猫を育てていたそうですが、その猫の子供も孫もみな長生きなのだとか。



「あとは食事にうるさいかな」



その猫ファミリーは雑種の黒猫なのですが、キャットフードの好みが他の猫よりも細かいそうです。





いかがですか。これはあくまでも私が聞いた範囲でのことですが、猫が長生きする秘訣は、



・ストレスのない環境

・遺伝

・食事



にあるのかも知れません。複数の猫友だちにこの3つの中で一番大事なのは何かと聞いた所、圧倒的多数が「ストレスのない環境」だと回答してくれました。



「病は気から」といいますが、やはりストレスは万病の元かも。それは猫も人も同じなのかも知れませんね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 100歳越えした猫の飼い主に聞く!ペットの長生きの秘訣は○○です。