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飼い主としては子犬のころから可愛がってきた愛犬に、急に威嚇されてしまうとショックに感じたり、イラッとしてしまったりすることもあるのではないでしょうか?
でも、犬には犬なりの威嚇している理由があるんです。
愛犬をすぐに怒ったり、叩いてしつけようとしたりする前に、どうして愛犬が威嚇行動を取ってしまうのか、犬の気持ちになってその理由を考えてみましょう。
愛犬が威嚇行動を取るのは、どんなシチュエーションでしょうか?よく見かける場面を挙げてみたいと思います。
犬の飼い主さんであれば、「あるある!」と共感できる部分も、きっとあるかもしれません。
愛犬がお気に入りのおもちゃで遊んでいる時に、飼い主がおもちゃを取り上げようとすると、唸ったり吠えたりして威嚇することがあります。
愛犬がご飯を食べている時に、飼い主が犬のそばに近づいたり、ご飯皿を取ろうとしたりした時に唸ることがあります。
愛犬の爪切りをしたり、ブラッシングを始めようとしたりすると、威嚇してくる犬がいます。
飼い主が愛犬の体に触れようとしたときに、特定の場所だけ怒ったり、唸って威嚇したりすることがあります。
特にこちらには思い当たることはないのに、愛犬が威嚇してくるケースがあります。
犬が威嚇行動を取る場面も様々ですね。では次の項目で、犬が威嚇している時の気持ちについて見てみましょう。
dogboxstudio/shutterstock.com
上記で、犬が威嚇行動を取る様々なシチュエーションを取り上げましたが、実は犬達はこんな気持ちや理由で、吠えたり唸ったりしていることがあります。
おもちゃなどを取り上げようとした時に唸るのは楽しい時間を邪魔されたくない気持ちの表れです。
愛犬は「今は遊んでいるんだから、邪魔をしないでちょうだい!」と思っているのです。
ご飯を食べている時に近づくと威嚇してくる犬は、自分のご飯や、ご飯皿を横取りされると思い込んでいます。
「ご飯横取りしようとしてるでしょ?絶対ダメだからね!」と唸っているのです。
爪や被毛のお手入れをしようとした時に威嚇してくるのは、そのお手入れで一度、嫌な思いをしている可能性が考えられます。
ですから愛犬は威嚇することで「その道具、痛くて怖いから嫌だよ」と訴えているのです。
愛犬の体で決まった場所を触ろうとした時に威嚇される場合は、けがや病気の可能性が考えられます。
「そこは痛いから触られると嫌だ」と意思表示しているのです。
他にも過去の嫌な経験が原因の場合もあります。
愛犬がよく分からないけど威嚇してくる場合は、愛犬が興奮し過ぎていたり、遊びが度を過ぎてストップが効かなくなっていたりすることがほとんどです。
まれに脳の異常が原因の場合もあるので、心配であれば診察を受けましょう。
愛犬が威嚇行動を取る理由は様々ですが、どんな理由であっても犬は飼い主に対して、何かを訴えたくて威嚇しています。
愛犬の気持ちを理解したうえでしつけを行うなら、スムーズに吠え癖や噛み癖を治すことができるでしょう。
犬に感情があるのか無いのかは、様々な意見がありますが、喜ぶことがハッキリわかる以上、犬も泣くことや、行動の中で悲しむこともあり得るのではないでしょうか?いろんな例を示しながら、犬の感情について考えてみます。
https://mofmo.jp/article/889