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犬が必要としている睡眠時間はだいたい10時間くらいと言われています。人間よりも少し長いくらいです。
チワワ、トイプードル、柴犬、ダックスフンド、コーギー、パグなどの人気の犬種は、だいたい12時間くらい、子犬の時は18時間~19時間です。
これらの時間は、ずっと寝続ける時間ではなく、1日の合計睡眠時間がこのくらいということなので、人間の生活リズムとは異なります。
犬の睡眠の特徴は、8割が浅い眠りであるレム睡眠だということです。
長い時間眠っていてもほぼ浅い眠りなので、何かあるとすぐに目が覚める状態ですね。残りがぐっすり深くねむるノンレム睡眠です。
現代の日本では飼い主のいない野良犬はいても、野犬(野生の犬)はいないと言われています。野生の犬であれば、食べ物は他の小動物などを自ら捕食しなければならないため、野山を駆け回り、同時にオオカミなどの他の肉食獣からは狙われる恐れがあるため、休んでいてもすぐに逃げ出すことができるよう、ぐっすり眠ることがないレム睡眠でも休息でき睡眠不足にはならない体ができています。
ペットとして暮らしている犬は食事を与えられるため狩りをする必要がなく、身の安全も保障されており暇な時間は寝て過ごしています。
しかし夜間に短時間でも熟睡できれば、昼間の活動時間が増えても(例えば盲導犬などの仕事をしている犬でも)睡眠不足になることはありません。
レム睡眠状態の時、犬も夢を見るようです。
手足を動かしたり、寝言のような声を出しているときは、夢を見ているのかもしれません。
仰向けになってお腹を見せて眠っている時は、環境に対して絶大な安心を感じて熟睡している状態です。
愛犬の寝姿を観察してみてくださいね。
犬の睡眠について書かれている本には、10時間以内しか睡眠がとれていない犬は、ストレスが高くなり、20時間以上睡眠がとれている犬はストレスがとても低いと記されています。
睡眠時間をしっかりとって、ご飯を食べて適度に運動する生活が、犬には最も良い状態なんです。
睡眠不足でストレスが溜まっていると、しつけもうまくいきません。
トレーニングが順調にいかないことで、飼い主さんとの関係もぎくしゃくしてしまうかもしれないので、睡眠時間の確保はとっても大切です!
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犬は大昔、薄暗い穴倉で寝ていたと言われています。
その為、今でも薄暗くてある程度狭さを感じさせてあげることが必要です。大型犬の場合は、寝汗をかきやすいので、通気性も大事になってきます。
一番良い環境は、薄暗くて通気性が良く、快適な寝具(タオルケットや毛布)が清潔であることです。
愛犬の寝場所を決めずに自由にさせておく場合でも、空調管理など季節にあわせて必要なことは確認してあげましょう!
愛犬にとって睡眠はとても大切な問題です。
一緒に寝る場合でも、愛犬にとって良い環境かどうか確認して、飼い主さんも愛犬も健やかな眠りが得られるようにしてください!