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したがって、犬を飼っている家庭は、その犬の群れの仲間と同じです。
犬のしっぽでは感情は知ることが出来ません。
興奮しているときは、常にしっぽを振るものです。
警戒しているとき、吠えているとき、仲間を呼ぶときも同様です。
喜ぶときにしっぽを振るのはその一部でしかないのです。
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笑顔で有名な、サモエドと呼ばれる犬種がいます。
この犬は口角が常に上に持ち上がっているので、「サモエド・スマイル」として非常に人気があります。
犬が喜ぶ気持ちのときは必ず、口をあけて舌をだします。
そして表情が最もよく出るのが、目です。
大きく見開き、必ず真っすぐ問いかけるような眼差しで見つめてきます。
この2つのしぐさと、しっぽを全力で左右に振っていれば、「うれしい!」という感情表現になります。
犬の感情はこれだけではなく、態度にもよく現れます。
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「犬に嫌われているな」と感じるしぐさは、その態度に現れます。
犬は同じ群れの仲間に対し、ケンカなどのトラブル以外は吠えたりしません。
あなたがもし犬に嫌われているのなら、犬の態度はまず体の正面を向けてきませんし、目線も合わせないで無視するでしょう。
それでも散歩には付き合ってくれます。
ただし、あなたがリードしているつもりでも、散歩中にあなたのリズムに合わせることはないでしょう。
顔もむけてくれません。
犬にとって喜ぶ相手は、群れのリーダーか仲の良い遊び相手です。
それ以外は「格下」とみなすため、実際は見下すということと同じです。
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「メチャメチャ好かれている!」
確かに、犬が顔や手を必死に舐めるのは、喜んでいる証拠ですが、ある意味それはその人が楽しい遊び相手だからです。
犬の習性は、群れのリーダーを見つけてそれに従い、あとは仲間だという認識です。
つまり、この人なら少々イタズラしても怒られないと知っています。
しつけと聞くと訓練のように感じますが、犬にとっては単なる遊びの一環です。
意外なことに、この遊び相手となら、しつけや訓練はやりやすいのです。
リーダーの役割は群れを守ることですから、家族の中で一人を犬は「飼い主」として認めるのです。
喜んで飛びかかって、顔中をいっぱい舐めて来たら、気が済むまでやらせてあげましょう。
これは犬の数少ないコミュニケーションです。
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犬が吠えるのは「警戒」が主体です。
大きな声で危険があることを教えているのです。
怒る場合は、鼻先にしわが寄り、口角を上げて唸り声を発します。
これは「それ以上近づくな!」という意味です。
警戒のレベルが一つ引きあがっています。
怒るときは、相手の目から絶対に視線をそらしません。
相手は敵ですから、飼い主さんの言うことも聞かなくなります。
こうなった場合、その場所から移動するか、見えない位置に移動するしかないでしょう。
犬にとっては、同種類の感覚は皆無です。
それより、自分の仲間かどうかが重要です。
接し方で見分けているわけです。
犬と仲良く暮らすには、まず犬だからと見下さないことですね。
これは自分の友達だと理解すれば、接し方もおのずと変わっていくでしょう。
犬に感情があるのか無いのかは、様々な意見がありますが、喜ぶことがハッキリわかる以上、犬も泣くことや、行動の中で悲しむこともあり得るのではないでしょうか?いろんな例を示しながら、犬の感情について考えてみます。
愛犬が飼い主さんのことをペロペロなめることがありますよね。
そんな時、愛犬はどんな気持ちで何が理由でなめるのでしょうか?なめる場所が「顔」の場合と「手」の場合では気持ちが違うので、その時々の気持ちを分かってあげてくださいね!
https://mofmo.jp/article/585