傷ついた「灰色」の猫

それは凍えるような12月のある日のこと

街をさまよう一匹の灰色の野良猫を一人の女性が見つけました

その猫はとても小さく、体はひどく汚れていて痩せ細っていました

耳にも怪我を負っていて、一瞬恐ろしい目つきのように見えました

しかしその子は恐れることも無く自ら助けを求めるかのように女性に近づいて来ました

動物好きのその女性は傷ついた猫をその場に置き去りにすることはできませんでした

獣医さんの元へ

この子の怪我の状態はかなりひどいものでしたが、それでも獣医さんは猫を手当してくれました

動物病院に着いてからわかったのですが、灰色だと思っていたその猫は実は白い猫でした

あまりにも汚れていたために灰色に見えたのです

更にこの子は右目に酷いダメージを負っていたため、命を救うためには眼球を取り除く必要がありました

しかしボロボロでガリガリで食欲も無いこの子の今の体力ではすぐに手術とはいきません

獣医さんはこの子の体力の回復を待ってから手術をすることにしました

無事に手術を終えたニャンコ

後でわかったことですが、あまりに小さいのでてっきり子猫だと思われていましたが、獣医さんの見立てでは実は2歳くらいだったそうです

第二の人生

暖かいお家へ一緒に帰ろう!

猫を救った女性とその娘はその猫を家族として連れて帰りました

まるで海賊みたいになったこの子は「パイレーツ(海賊)」と名付けられました

ゴロゴロするのも大好き

チュッチュするのも大好き

ちょっぴりおしゃべりで

ボール遊びも大好き

スリスリもお手の物

ありがとう、パイレーツ!

飼主さんにとってパイレーツは世界で一番のかわいいニャンコになりました

温かくて安心できるお家をくれた飼い主さんに彼はとても感謝しているよう

そして飼主さんもパイレーツとの運命の出会いにとても感謝しているそうです

片目を失ってもこんなにかわいいパイレーツ

もう一人ぼっちじゃないよ

 
情報提供元: mofmo
記事名:「 命を救うために片目を失った猫・・・そこで手に入れたのはもっと大切なものだった。