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子犬は大きな声に反応します。失敗した時は無視です。
この繰り返しで子犬はトイレを覚えていくのです。
こうして根気強くしつけているのに、トイレに関する飼い主さんの悩みって多いですね。
室内飼いの場合、トイレシーツ、トイレトレーを利用している方がほとんどでしょう。
しかし犬が、このトイレシーツで遊ぶ、トイレシーツの上に寝る、トイレトレーの上で寝る…。
トイレで寝るのは衛生面でもやめさせたいですよね。
なぜこのような行動をとってしまうのでしょうか?犬の心理を見てみましょう。
いくつかの理由が考えられます。
まず考えられるのは、飼い主さんの反応を見ていることがあります。
トイレシーツやトイレトレーで遊んだり寝ると、飼い主さんが注意しますね。
犬はこれを誤解し、飼い主さんの気を引きたくて、ますますトイレシーツやトイレトレーで遊んだり寝るようになります。
トイレトレーニングのポイントでも言いましたが、トイレがうまくできた時、つまりトイレシートやトイレトレーで用を足したとき大げさなくらい褒めてあげますよね。
犬はこれを勘違いし、トイレシーツ、トイレトレーに行くことが褒められることと勘違いしてしまうのです。
それで子犬はベッドがあるにもかかわらず、トイレシーツやトイレトレーで寝る癖がついてしまう犬もいます。
他に考えられる要因は、暑い時期になるとよく見られるのですが、トイレシーツやトイレトレーが寝心地よくて、気に入ってしまうというケースです。
トイレで寝るというのは子犬によく見られる行為ですが、暑い時期になると成犬でも見られます
。夏の暑い時期になるとトイレトレーのメッシュ具合が涼しかったり、トイレシーツも冷たいジェルの感覚が気持ちよくて、自然とそこに行きついているということがあります。
他には自分のにおいがあるところが安心するという理由や、トイレトレーの場合、周囲が囲まれて安心するといったことも考えられます。
ではどうしたらトイレシーツやトイレトレーで寝る癖をやめさせることができるのでしょうか?
ewelina thepphaboot/shutterstock.com
これらの癖をやめさせる一番の方法は、ベッドのほうが居心地よいと思わせることです。
どんなことができるでしょうか?
飼い主さんの気を引きたくてトイレで寝る犬には、犬のベッドに飼い主さんのにおいを付けたり、ベッドがいいものだということをわからせてあげましょう。
ベッドで寝たら褒めてあげて、トイレシーツやトイレトレーで寝たら無視することを繰り返すと飼い犬も学んできます。
夏の暑い時期になるとトイレに寝てしまう犬には、クールマットを用意してみてはいかがですか?
ウォーターベッド式や天然石タイプ、アルミ板式などいろいろあります。
メッシュのトイレトレーで寝るようなら、ベッドもメッシュ素材の涼しいものにしてあげましょう。
もしかしたらトイレの場所が涼しいのかもしれません。
位置を変えてあげることで改善することもあります。
またトイレで寝たら怒ったり、犬にとって嫌な思いをさせると、トイレで寝るよりベッドで寝た方が安心できると思わせることができます。
トイレトレーが箱型で、囲まれていることによる安心感を感じているようなら、トイレトレーを平面なものに変えるといいでしょう。
とにかくトイレで寝る癖をやめさせる一番の方法は、トイレよりもベッドのほうが居心地がいい、安心できる場所と思わせることが大事です。
犬のトイレトレーニングで重要なことは、飼い主さんが犬のトイレの回数、排泄のタイミングをよく知っておくことです。特におしっこの回数はよく把握しておく必要があります。これにはお散歩の方法も一つの鍵になっているんですよ。うんちやおしっこの頻度をきちんと知って飼い犬の健康に注意を払いましょう。
https://mofmo.jp/article/1474