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性格:勇敢、利口、忠実
寿命:12~14歳
体重:18~20.5kg
体高:46~48cm
毛色:ウィートン
値段相場:希少犬種のためペットショップ不明、ブリーダー50万(輸入になる)
犬の品種の認定をはじめ、犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブ(JKC)によると、アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、少なくとも200年以上小動物の駆除や番犬、牧羊犬として活躍してきました。
起源は詳しく明らかになっていませんが、アイルランド原産のテリアの中では1番古い歴史がある犬種と考えられています。
古い歴史がありますが、アイリッシュケネルクラブに公認されたのは1937年でした。その後人気が出ましたが、日本では希少な犬種なので飼育する場合には輸入する必要があります。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは他のテリア犬種に比べて穏やかな性格をしており、攻撃的ではありません。飼い主に対しても忠実で愛情深く接することができる頭の良い犬種です。
アイリッシュ・テリアやケリー・ブルー・テリアと血縁関係にあると考えられており、体格が似ています。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは中型犬で、平均寿命は12~14年です。中型犬全体の平均寿命が13年ほどなので、中型犬の中でも平均的な寿命と言えます。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの平均体重は、オスが18~20.5kgです。メスの体重はこれよりも少し軽いです。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの平均体高は、オスが46~48cmです。メスの体高はこれよりも少し低いです。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの被毛はウィートンのみですが、明るい色調からゴールドな赤みを帯びたウィートンまで幅広く認められています。
ウィートンdien/shutterstock.com
犬は身体のサイズによって成長期の長さが異なります。中型犬のアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは約10~12か月で成犬になります。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの鳴き声は高めで響きやすいですが、利口で攻撃的ではない犬種なので、他人や犬に対して吠えることは少ないです。
病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
X染色体連鎖筋ジストロフィー | 筋細胞を構成するたんぱく質が異常を起こし、筋骨格の変異や壊死する遺伝性の病気。生後2か月で発症し、症状が進行していく。発症はオスのみ。 | 不明 |
網膜形成不全(網膜異形成) | 網膜や脈絡膜、強膜が正常に育たない遺伝的な病気。重度の場合は網膜剥離に発展することもある。 | 不明 |
外耳炎 | 耳が蒸れて垢が溜まったり痒くなったりする。臭いを発生することもある。 | 約3千円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの成犬がかかりやすい病気病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
若年性白内障 | 水晶体が白く濁って視力低下が起きる遺伝性の病気。内科的治療では白内障の進行を遅らせることはできるが、完治はできない。 | 約20~32万円/片目(外科的治療) |
外耳炎 | 耳が蒸れて垢が溜まったり痒くなったりする。臭いを発生することもある。 | 約3千円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアはシングルコートなので熱はこもりにくいですが、アイルランド原産で日本の高温多湿には強くありません。暑い時期には注意してください。
真夏の散歩は日中を避け、朝夕の涼しい時間帯に水分補給をさせながら行いましょう。
真夏以外でも熱くなりやすい車内や室内でも熱中症になることがあるので、室温には気をつけてください。
Svetlanistaya/shutterstock.com
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアはシングルコートなので、ダブルコートの犬種に比べると臭いはこもりにくいです。
ただし、垂れた耳は通気性が悪く汚れが溜まったり外耳炎になったりすると臭いが発生するので、こまめに掃除してあげましょう。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは飼い主と過ごすのが好きな犬種なので、室内での飼育に向いています。中型犬用のサークルやケージを用意して、滑ってケガをしないように床にシートを敷いて対策しましょう。
飼い主に従順で優しい性格をしているので、子どもがいる家庭でも飼うことができますが、遊びに夢中になるとはしゃぎすぎてしまう一面もあるので、注意しましょう。
害獣の駆除やアナグマなどの小動物の狩猟をして活躍してきたルーツがあり、運動量が多い犬種なので、毎日たくさん運動させてあげる必要があります。
また、被毛がカールしておりグルーミングにも時間がかかるので、世話の時間や運動させる体力に不安がある方が飼育するのは難しいでしょう。
子犬と成犬、シニア犬では必要な栄養素やカロリーが異なるので、ドッグフードはライフステージにあった中型犬用の総合栄養食を与えましょう。活発で消化器官がデリケートな傾向があるので、消化しやすいフードを選択してください。
子犬は免疫機能が発達する時期なので、ビタミンEなどを含む抗酸化物質を含んだフードが適しています。骨を発達させるカルシウムやリン、マグネシウムなどがバランスよく含まれているフードもおすすめです。
ただし、成長期に過剰にカルシウムを与えると必要以上に吸収されて成長に悪影響を与えるので注意しましょう。
被毛や健康な皮膚を維持するために、EPAやDHAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸を含むフードも適しています。
フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。成犬になれば基本的は1日2回与えましょう。
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、緩くカールしたシングルコートで、抜け毛が少ない犬種です。
週2~3回ほどスリッカーブラシでブラッシングしてください。ブラッシングが終わったらコームやピンブラシで毛並みを整えてあげましょう。
他のテリア犬種とは違って被毛が滑らかでやわらかいので、プラッキングではなく定期的にトリミングをする必要があります。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは月に1~2回を目安にシャンプーをしてあげましょう。
シャンプーの頻度が高すぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまって皮膚トラブルの原因になってしまいます。
耳が垂れていて外耳炎になりやすいので、シャンプーが終わった後にシャンプー液や水が耳に残らないように注意しましょう。
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アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、狩猟犬のルーツがありエネルギッシュで散歩が好きな犬種なので、1回1時間の散歩に毎日2回連れて行ってください。
散歩以外にも定期的にドッグランで走らせたり、ボールやフリスビーを使った運動をさせて運動欲求を解消させてあげましょう。
動くものを反射的に追いかけてしまうこともあるので、散歩中はしっかりリードを握りましょう。
散歩が足りないと運動不足でストレスが溜まったり肥満になってしまうので、しっかり散歩の時間を確保するようにしてください。
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アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは聡明で飼い主の言うことを良く理解してくれる犬種なので、しつけを覚えるのが得意です。人を喜ばせるのが好きなので、厳しくしつけるのではなく良いところを褒めるようなトレーニングをしましょう。
飼い犬が言うことを聞かないから感情的に怒鳴りつけたり、暴力で押さえつけようとしては「虐待」になります。
犬はトレーニングを重ねることでしつけを覚える生き物なので、根気よく繰り返し教えてください。
トイレのしつけは、アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの子犬を家に迎えたらすぐに開始しましょう。開始時期が遅れると勝手に排泄場所を決めてしまって、矯正するのが大変になります。
室内で飼うことが多い犬種なので、きちんとトレーニングができていないと部屋の衛生的にも良くありません。
1歳以上のアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアにトイレのしつけをする場合も子犬と同様の方法でトレーニングしますが、覚えるのに時間がかかる傾向にあります。
多頭飼いの場合は他の犬とトイレを共有する方法がありますが、犬のストレスになるようなら個別のトイレを用意しましょう。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは穏やかな性格なので、知らない人や犬に対して無駄吠えをすることは少ない犬種です。
ただし、飼い主に対して甘えたり要求したりするときに吠える可能性があります。
無駄吠えの頻度が高いと近隣トラブル発展することもあるので、子犬の頃からしっかりとトレーニングをしましょう。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは攻撃的になることは少ないですが、力が強いので噛み癖がついているとケガやトラブルに繋がる可能性があります。
甘噛みがエスカレートして噛み癖に発展することがあるので、子犬の頃からしつけをする必要があります。
かつては狩猟犬だったルーツを持つため、狩猟本能が残っています。噛むという行動は本能的なものなので完全にやめさせることはできませんが、噛んでもよいものといけないものの区別を教えることは可能です。
歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。
噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。
「待て」は散歩中や病院などさまざまなシーンで役に立つコマンドです。
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは動いている小動物などを見かけると追いかけようとするので、「待て」をさせてコントロールできるようにしましょう。
普段は静かで大人しいアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアですが、留守番に慣れていないと不安になって暴れたり家具をかじったりなどの問題行動を起こすことがあります。
外の物音などに対して不安になることもあるので、あらかじめ慣れさせておく必要があります。
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619