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このような症状が見られた場合、かかりつけの病院で一度診てもらいましょう
JM Fotografie/shutterstock.com
猫を外飼いしている飼い主さんの場合で、猫のひげが抜けることが頻繁にある時には、猫エイズを疑う必要があるかもしれません。
猫エイズの正式な病名は、猫免疫不全ウイルス感染症です。人間のエイズに症状が似ていることが理由で、猫エイズと呼ばれています。
猫エイズとは、主に猫の免疫力が低下することにより様々な症状が出る病気のことです。 免疫力が低下することにより、先述した皮膚炎等の併発が原因となり、猫のひげが抜けたりするのです。猫エイズを発症すると、明確な治療法がないため、対処法として室内飼いを徹底する必要があります。
猫エイズの注意点としては、他の猫にも感染するので 外飼いはしないだけで対処法になりますので、よっぽどのことがない限り外飼いは避けたほうが良いでしょう。
【急性期】
猫エイズウイルスに感染した全ての猫に現れる症状ではありませんが、一般的には感染してからたいてい1ヶ月程度で下痢や風邪、リンパ節の腫れなどがみられ、この症状が1ヶ月~1年程度続きます。
【無症状キャリア期】
急性期に現れた症状がやみ、無症状の状態が続きます。ウイルスが一旦攻撃をやめて、猫の身体のリンパ球内に潜み リンパ球を破壊しながら免疫力を奪っていきます。一般的には4~5年 続きますが、個体によっては10年以上続くこともあります。
【エイズ発症期】
遂にエイズ(後天性免疫不全症候群)を発症します。主な症状は 歯周組織や歯肉などの炎症や、細菌感染による口内炎、口内に潰瘍が出来たり ヨダレや口臭といった口腔内の疾患の他に、嘔吐や下痢、食欲減退、脱水、風邪をひきやすい(治りにくい)、体重減少、ダニや真菌による皮膚炎があります。免疫力が弱まると、次第に悪性腫瘍や肺炎、胸膜炎などの臓器障害が起きます。