犬がゴキブリを食べてしまったら?影響や対処法を解説!

ゴキブリを思わずパクリと食べる理由

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昆虫が大好きな犬は意外と多いのですよ。

蝉やコオロギ、カブトムシなどをパクリと食べる犬も多いという話があります。

実は、犬にとって昆虫はとっても貴重なタンパク源だったのです。

日本でもイナゴや蜂の子を人が食べる文化が残っています。

これもまた貴重なタンパク質を確保していたのです。

でも犬がゴキブリを見つけ素早くパクリ!とされたら飼い主としては、かなり気持ち悪いですよね。

殺虫剤がかかったゴキブリは?

殺虫剤をかけて死んだものを犬が食べる事があっても、大きな問題はないです。

殺虫剤には主にピレスロイド・イミプロトリンという成分で作られています。

この成分は虫だけに効果があるものなので、人間や動物には害がないと言われています。

いまは、ゴキブリ自体を凍結する殺虫剤があるので、犬のことを考えるとおススメです。

ホウ酸団子を食べたらしいゴキブリは?

ホウ酸団子を食べて死んだゴキブリを犬が食べた場合はどうなるのでしょうか?

ホウ酸団子の致死量は、体重1kgでホウ酸団子3gです。

しかし、ゴキブリがかじるのはごく微量だと考えられます。

なのでホウ酸団子を食べる死んだゴキブリを犬が食べることになっても、致死量には至りません。

害虫だから寄生虫をもっていない?

ゴキブリは、マンホールや下水、排水溝など不衛生な場所にいるので寄生虫がついている可能性はあります。

しかし、犬がゴキブリを食べる事で寄生虫に感染することは可能性として低いようです。

ただ、心配な場合は検便検査をして調べてもらいましょう。

ゴキブリは菌をもっていない?

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ゴキブリから検出されるウイルスは、サルモネラ菌・ピロリ菌・赤痢菌・チフス菌・大腸菌などです。

ただ、犬がゴキブリを食べる事があっても、これらの菌に感染することはありません。

しかし、まったく犬がゴキブリを食べることに問題がないかと言えばそうではありません。

犬の細菌性胃腸炎(食中毒)は案外多いのです。

ほとんどの場合は、飼い主から与えられた生ものを食べたことで、そこに繁殖していたカンピロパクター菌などにより発症しているのですが、その食べ物を最初に汚染したのはゴキブリである場合も否定できません。

蒸し暑い食中毒多発シーズンに、生ものが細菌に汚染されると、かなりのスピードで菌は増殖してしまいます。

菌が増殖した食べ物に比べ、ゴキブリの小さな乾燥した体にある菌は非常に少ないことから、それを食べたことにより犬が感染する可能性は低いのですが、食べる前に防ぐことができるに越したことはありません。

生きているゴキブリを丸のみしたら?

まだ生きているゴキブリを丸のみで食べることがあっても、犬の胃の胃酸などの消化液でしっかりと消化されて便になり、対外に排出されるので、カラダへの心配はありません。

ゴキブリ駆除用の毒餌や殺虫剤を犬が直接口に入れ食べた時

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犬に直接、殺虫剤をかけてしまうようなケースの時には、命に別状はありませんがカラダに良い成分ではないので、洗い流してあげましょう。

稀に、皮膚へのアレルギー反応を見せることもあるので様子をみてあげてください。

ホウ酸団子は、犬が直接食べると中毒症状を起す危険があります。

すぐに水をたくさん飲ませ吐かせることをするのが一番です。

嘔吐や下痢などの症状が現れたら、動物病院へ受診しましょう。

犬がゴキブリを食べても心配ないようですが、家庭でゴキブリが出ない環境を整えることが必要ですね。

情報提供元: mofmo
記事名:「 犬がゴキブリを食べる理由・食べてしまった場合に気になる影響や対処法を解説!