多頭飼いするきっかけは、人によって異なります。先住猫が1匹だとかわいそうという理由でお迎えする飼い主さんもいれば、保護猫の里親が見つからずに引き取ることもあるでしょう。

いずれにしても、多頭飼いは飼い主さんにとって大変なことも多々ありますが、猫好きな人にとって大好きな猫に囲まれて過ごせるのは幸せなことです。

猫の多頭飼いあるある

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猫を多頭飼いすることには特有の問題や特徴があります。そのいくつかをご紹介します。多頭飼いしている飼い主さんなら、「あるある!」と当てはまるものもあるでしょう。

壁紙やカーペットが悲惨

猫を1匹でも飼育すればお部屋のいろいろな箇所がボロボロになりますが、それが多頭飼いになればなおさらです。

猫は爪研ぎをする習性があるので、壁で爪を研いでしまうこともありますし、カーペットやカーテンは猫が遊んだり登ったりして毛羽立ちを隠せなくなります。

猫の数の分だけ爪研ぎやおもちゃを用意することでこれらはある程度防げることですが、多頭飼いの飼い主さんにとっては家の状態を好きなインテリアでそろえることより、かわいい猫たちに囲まれることの方が癒やされるので、少しのことには目をつぶってしまうでしょう。

毎日が大掃除

念入りにブラッシングをしても愛猫の抜け毛は防げません。多頭飼いをしているなら、飼育している猫の分だけ抜け毛が出ます。

ゆえに、一日に何度掃除機をかけたとしても、すごい量の抜け毛がカーペットや服に付着しますし、飼い主さんの服にも抜け毛がたくさん付いてしまいます。

こうした掃除の大変さが多頭飼いにはありますが、帰宅時にかわいい猫たちがたくさんお出迎えしてくれたら、そんなのチャラになってしまいますね♪

猫の数だけまたはそれ以上、トイレがある

猫はきれい好きですし、縄張り意識が強い動物なので、他の猫が使用した後のトイレは使いたがらない傾向があります。

ゆえに、多頭飼いしている家は飼っている数の分だけトイレを用意する必要があります。飼育数が多ければ多いほど、猫砂の費用や掃除の負担もかかるでしょう。

しかし、多頭飼いをしている飼い主さんにとっては、飼い猫同士が仲良く抱き合って寝ている姿を見るだけで、そうした大変さは消えてしまいます。

餌代がかかる

猫の餌代も多頭飼いの飼い主さんにのしかかってきます。

多頭飼いしている猫の年齢や体調によって餌を分ける必要がありますし、餌を与えるときにけんかが起きたり、食べれない猫がいたりしないかを見守る必要もあります。

多頭飼いをしていると餌を与えるのも一仕事ですが、費用や手間がかかっても、猫たちが美味しそうにごはんを食べている姿を見るとその疲れも吹っ飛ぶほど愛おしく思ってしまうことでしょう。

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急にニャンプロが開始される

猫によってはどうしても相性が合わないことがあるので、2匹目をお迎えするときは先住猫との引き合わせを少しずつ行うことが大切です。最初の印象があまり良くないと、その後の関係にも影響する場合もあるでしょう。

猫は上下関係がはっきりしているので、先住猫を常に優先にしてください。そのようにすることで、猫同士の関係性がはっきりして結果的に仲良くできます。

そのように心がけても猫同士のけんかが起こることはあるので、ある程度は温かく見守りましょう。大抵のことは猫同士で解決できます。このような猫社会の一面を垣間見られるのも、多頭飼いならではです。

病院などの費用がかかる

飼い主さんは愛猫たちが健康で少しでも長生きしてほしいと思うので、飼い猫が病気になれば病院に連れていきます。

しかし動物の治療は高額になることが多いので、多頭飼いとなればなおさら費用の負担が飼い主さんにのしかかります。保険に入るなどの対策をして備えることも重要です。

しかし、ほとんどの多頭飼いの飼い主さんにとってはそれは必要経費の一部で、かわいい猫たちに囲まれて眠りにつく幸せに比べたらその費用など安いものでしょう。

猫が猫らしさを保てる

早い段階で親と切り離され人間に飼育された猫は、猫社会の常識を知らないで育つため、人間と接するのに必要な社会性だけが身に付きます。

しかし、多頭飼いの場合は他の猫とふれあうことで猫の社会性も身に付くので、より猫らしいしぐさや表情を見せてくれるようになります。猫同士でのじゃれあいや折り重なる様子などは、多頭飼いの飼い主さんしか見れない光景です。

まとめ

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多頭飼いには大変な一面や注意しなければならないことも多々あります。多頭飼いは、しっかりと管理ができる人でないと出来ません。

しかし、猫の数だけ飼い主さんに幸せを与えてくれます。

ご自身の経済状況や住環境などをしっかりと考慮した上で、2匹目以降をお迎えするか検討してみてください。

情報提供元: mofmo
記事名:「 頭数の分だけ苦労も幸せもある。リアルな猫の多頭飼いあるある