犬は鼻が濡れていることで嗅覚が正常に働きますし、熱を発汗させる作用もあるので体温調節を行なっています。犬はいつも鼻が濡れているので、少々鼻水が出ていても飼い主さんはあまり気づかなかったり、心配することがないかもしれません。犬は舌が長いので、鼻まで舐めることができるので気づくことが遅くなってしまうということもあるでしょう。

垂れすぎていない程度の鼻水で、色も透明だったらそんなに心配する必要はないとは言われていますが、いつもよりだるそうにしていたり元気がなかったり、何日も症状が続いたりすると心配になりますね。言葉を話すことのできない犬は動作や行動によって自分の変化を飼い主さんに伝えようとします。

1.犬が鼻水が出る時に考えられること

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鼻水の原因は1つだけではありませんし、サラサラの鼻水もあれば、ドロドロの鼻水など鼻水にも種類があります。また鼻水のタイプだけではなく色によっても原因が異なることがあるでしょう。透明なのか、黄色く濁っているのか、黄緑色なのか注意して見るようにしましょう。

鼻水が透明でサラサラなら、そこまで悪い病気とは考えにくいですが、黄色かったり、黄緑色をしているドロドロした鼻水の場合は注意が必要と言えるでしょう。鼻水を垂らしている時に考えられる病気にはどのようなものがあるのでしょうか。

1.風邪

犬は寒くても元気に外を駆け回るというイメージから犬は風邪をひくことはないと思っておられる方もいるかもしれませんが、私たち人間と同じように犬も風邪をひくことがあります。くしゃみをして鼻水が飛んでくるといったこともありますね。くしゃみが単発の場合は重篤な症状ではないので、様子を見ることができるでしょう。

ただ、風邪をひいている時は寒かったり、お腹を下してしまうこともあるので、温かくしてあげてなるべく安静にさせてあげると良いでしょう。風邪の場合は、鼻水は透明でサラサラしているのですが、症状が重くなると黄色くドロッとした鼻水も出てきます。放置してしまうと、蓄膿症になる可能性もあります。蓄膿症になるととてもつらい思いをすることになるので、すぐに獣医さんに見てもらうようにしましょう。

また、寒い日に元気にお散歩に行ったのに、家に入った途端に鼻水が垂れてくることもあります。この場合は鼻水は透明でサラサラしているので、気温の変化による体の反応と言えるでしょう。部屋の温度に慣れてくると、鼻水も止まるので心配せずに様子を見ることにしましょう。

2.歯周病

歯周病は歯の病気ですが、実は鼻水とも関係があると言われています。歯周病は、口の中の汚れが歯石になることが原因でなるのですが、歯周病菌が鼻に侵入することによって鼻水が出ると言われています。歯周病による鼻水は黄色く、膿っぽいものが出るそうです。ひどくなると鼻血になることもあるようです。

鼻血が出ると心配になりますね。歯周病は老犬になるほど多くなる症状で、予防してあげることが大切になってきます。そのため、若い時からブラッシングの習慣を身につけるようにすることや歯石を定期的に除去することによってお口の中を清潔な状態に保てるようにしてあげましょう。

歯石を除去するときは、全身麻酔で獣医さんにお任せすることになりますので、ブラッシングに小さい頃から慣れさせておくと良いでしょう。ブラッシングが難しいのであれば、まずはかじって遊んでいるだけで歯垢を落とす効果のある玩具を使ってみることもできるでしょう。硬すぎず、噛み切れない程度のものを選ぶようにしましょう。

3.ウイルス

何かのウイルスが原因で感染症を引き起こし、鼻水が出ることもあります。伝染性呼吸器病と呼ばれるケンネルコフは、症状が風邪によく似ています。子犬に多く発症し、膿っぽい鼻水が出て咳や発熱などの症状も発症するため抵抗力が低下してしまうことも考えられるでしょう。多頭飼いしている場合は、他の犬に伝染してしまうこともありますので注意が必要になると言えるでしょう。

自然治癒することもありますが、抗ウイルス作用のあるインターフェロンを使うと効果があると言われているようです。症状がひどくなると、肺炎になって重篤な症状から命の危険にもつながるかもしれませんので、愛犬の様子をよく観察して必要な処置をしてもらえるようにしましょう。しっかりワクチンを接種してれば、かかりにくい病気なので、必ず愛犬にはワクチン接種を忘れないようにしましょう。

ウイルスが原因とされる感染症で、ジステンパーウイルス感染症というニホンオオカミを絶滅させた原因と言われている感染症にかかると鼻水といった症状も起こることがあります。免疫力の低下によって、熱や結膜炎、咳、血便などの症状も出るようです。ひどくなると、痙攣や運動失調、肺炎なども引き起こし、致死率の高い病気とされているそうなので、予防のワクチンの接種を必ず行なうようにしましょう。

ジステンパーウイルス感染症になると、治療薬がないので点滴など応急処置をすることになるようです。しかしワクチンさえ接種していれば、ジステンパーウイルス感染症に感染しても重篤な症状になりにくいと言われています。どちらの感染症もワクチンの接種が愛犬の命に関係していることが分かりますので、ワクチン接種を飼い主さんは忘れることがないようにしましょう。

4.アレルギー

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犬も人間と同じようにアレルギーが原因で鼻水が出ることもあります。アレルギーには花粉や食べ物、ハウスダスト、ダニ、タバコなど、原因は様々なので、愛犬が何が原因でアレルギーを発症しているのか見極める必要があるでしょう。そのために病院に連れていって、何のアレルギーに反応しているのかを調べてもらいましょう。

アレルギーが原因の鼻水は、色は透明でサラサラしていることが多いと思いますが、目が充血したり、涙目になっていたり、皮膚のかゆみも併発する可能性が高いので、飼い主さんも愛犬の変化に気づきやすいと思います。アレルギーが重度になると、黄色い鼻水を出したり、鼻水がかたまりっぽくなることもあるので早めに気づいて対処してあげられると良いでしょう。

アレルギーかな?と気づいたときは、家の空気の入れ替えをしてあげたり、犬が頻繁にいるところを清潔にしてあげることによって症状が緩和することにつながるかもしれません。生活環境をいつも清潔しておくと気持ちよく愛犬が過ごすことができるでしょう。

2.鼻水に効果があるサプリメント

愛犬が快適に過ごせるように生活環境を整えることや病気が疑われる時には必要な処置をしてもらうことによって、鼻水の症状を緩和したり改善したりすることができますが、他にも犬の鼻水に効果があるものとしてサプリメントがあります。ここからは鼻水に効果があるサプリメントを見ていくことにしましょう。

1.キングアガリクス100ペット用






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免疫力をサポートする効果があるキングアガリクスをふんだんに配合したサプリメントのキングアガリクス100ペット用。もともと人間用のサプリメントを、アガリクス専門メーカーの「東栄新薬株式会社」や「東京大学」「慶応義塾大学」「麻布大学医学部」と協力することでペット用に開発された商品です。

キングアガリクスの有効性には科学的な根拠があり、研究論文が世界中から評価されています。免疫力を高めることによって感染症にかかりにくくなりますし、健康的な体づくりにつながります。キングアガリクスを摂取すると、足腰も強くなったり、毛並みも良くなったと言われる方も多く、元気がない時に使用すると効果が期待できるようです。

最高品質のブラジル産自然露地栽培アガリクスである栄養素やミネラルを豊富に含んだキングアガリクスにこだわって製品化しているので品質管理の面でも安心して与えることができるでしょう。体重10㎏以下の愛犬であれば、1日1粒で有効性があることも経済的にもいいので試してみるのはいかがでしょうか。

2.コルディ・M






  • コルディ・M








こちらも免疫力を高める効果があり、がんなどの病気の治療にもプラスして使用されることもあるサプリメントのコルディ・M。免疫賦活、抗酸化、抗疲労や抗糖尿病、加齢による免疫低下、体力低下に効果があるとされていて、日本産冬虫夏草を培養した犬猫用サプリメントです。

微粉タイプで水には溶け切りませんが良く混ざり、自然な風味があるので漢方薬と比べるとかなり与えやすいと獣医さんからのコメントももらっているそうです。GLP(医薬品・科学物質等の安全性を評価する検査や試験が正確かつ適正に行われることを保証するための基準)適合機関で安全性の試験を行なっているので安心して与えることができるでしょう。

雑菌を除去して冬虫夏草の菌だけを培養するための施設を整えていますが、何かの原因によって菌の遺伝子が突然変異を起こし菌の性質が変わってしまうこともあるため、定期的にDNA検査を行なってコルディが純粋な冬虫夏草で同一性が保たれていることを確認しています。放射線検査も定期的に行なっており品質の管理の面でも安心して与えることができるしょう。

免疫力を高めてあげられるようなサプリメントを選んであげれば、鼻水の症状の緩和や改善だけでなく、愛犬が元気に過ごすための健康的な体づくりにつながると言えるでしょう。愛犬の体調にプラスした栄養素を考慮して選ぶこともできるかもしれませんね。

3.鼻水に効果が期待できるものは?

鼻水を止めることができたり、免疫力を高めたりできるものとして他にもアロマやハーブ、漢方を使用しておられる方もいます。しかし、何が原因で鼻水が出ているかはっきりしない時には注意が必要と言えるでしょう。ハーブやアロマはアレルギーの出る犬もいるので、使用する時にはかかりつけの獣医さんに相談して使用しても良いかどうか確認するようにしましょう。

1.アロマ

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犬の鼻水を緩和させる効果があるアロマは、ペパーミントとユーカリです。ペパーミントもユーカリも、鼻の粘膜の炎症を抑えたり、鼻の通りを良くしてくれるのでスッキリした気分になることができると効果を期待することができるでしょう。

ただ鼻水が出ているといえども、犬の嗅覚は人間よりもかなり鋭いので、アロマを使用するときは必ず希釈したものを使用するようにしましょう。また、子犬への使用は避けることと長時間の使用もしてはいけないことを覚えておきましょう。

2.ハーブ

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花粉症などが原因で鼻水が出ている時は、ローズヒップのハーブを使用すると効果があると言われています。ローズヒップのハーブには、ビタミン類、フラボノイドなどの栄養素が含まれていて、免疫力を高めてくれたり、ストレスを軽減させてくれる効果があると言われています。

私たち人間も、花粉症になるとずっと鼻水やくしゃみ、涙が出て頭もぼーっとしてだるい症状が続くので、犬も花粉症を発症すると元気が出なくおとなしくなるでしょう。ストレスを軽減することができれば、少しは気持ちも変わるかもしれませんね。

3.漢方

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犬の鼻水を抑える効果がある漢方には、「葛根湯加川芎辛夷」「小青竜湯」があります。葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)は鼻づまりを改善したり、鼻水を止めるのに効果的な漢方として知られているそうです。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は発汗作用のある漢方で、熱が出ているときに発汗することで熱を下げる効果があります。またアレルギー症状を緩和させたり、咳を抑える効果も期待することができるようです。漢方は一般的には副作用が出るのは稀と言われていますが、使用するときには愛犬の体調の変化に気を配って副作用にも気をつけましょう。

4.まとめ

今回は犬の鼻水が出る時にはどのような体調の変化が考えられるのかについて見てくることができました。私たち人間と同じで鼻水の原因もいくつか考えられますので、何が愛犬の鼻水の原因なのかよく観察したり、生活環境を整えて清潔さを保つようにすることが大切でしょう。

アレルギーを発症している可能性があるのであれば、病院で何がアレルギー反応を起こしているのか検査してもらうようにしましょう。感染症予防のためにワクチン接種はとても大切です。重篤な症状になると命の危険につながることも考えてワクチンはきちんと接種しましょう。

免疫力を向上させることによって、鼻水の症状を緩和させたり改善することにつながるサプリメントについてもご紹介しました。サプリメントによって弱っている体の調子を整え、元気を取り戻すことができるように活用してみてはいかがでしょうか。

愛犬によって効果はさまざまですが、体の不調は精神的にもストレスの原因になりますので、飼い主さんが愛犬の変化に早く気づき対処してあげられるようにできるといいですね。

情報提供元: mofmo
記事名:「 愛犬の鼻水対策!効果的なサプリ2選!!