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このおしゃれなカットがフランスの貴族の間で人気となり、徐々にプードルの小型化が始まっていきました。西暦18世紀ころには現在のトイプードルが完成したようです。
日本でのトイプードル人気は20世紀に入ってからでしょう。マンションでも飼うことができる小型犬である上に、かわいらしい見た目と人懐っこい性格で一気に人気がでました。
そして10年ほど前にアメリカでトイプードルよりもさらに小さいタイニープードル、ティーカッププードルが繁殖され現在に至っています。
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タイニープードルの大きな特徴はその小ささでしょう。
国際基準で認められているプードルの大きさは4つで「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」「トイ」です。つまりタイニープードルは国際基準では認められていないということなのです。ですから分類としてはトイプードル扱いとなっています。血統書を見ても「トイプードル」です。
ちなみにティーカッププードルはタイニープードルよりもさらに小さい大きさとなっています。
タイニープードルは国際基準では認められていないので、体重や体高の規定がありません。ですからブリーダーたちによる基準を紹介したいと思います。
タイニープードルが成犬になった時の体重は1.8~3.5キロ、体高は23センチ程度が目安となっています。
つまり子犬の時点ではその子がトイプードルなのかタイニープードルなのかはわからないかもしれませんね。タイニープードルは約半年ほどで成犬の大きさになるといわれています。
タイニープードルの体型には2種類あります。体調と体高がほぼ同じスクエアタイプ、足が短めのドワーフタイプです。
他にはマズルが短く、耳も口も小さいのが特徴です。体が小さい分全体的にこぢんまりとしています。
他はトイプードルと同じくシングルコートの巻き毛が特徴です。
タイニープードルのカラーで人気なのは、ブラック、ブラウン、ホワイト、レッド、アプリコット、シルバーです。
他にも豊富なバリエーションがあり、すべての毛色を組み合わせると14種類のカラーになります。特に人気が高いのはやはりレッドでしょう。
タイニープードルの性格は基本的にはトイプードルと同様です。
非常に賢く、明るく社交的で人懐っこい性格をしています。それでいて賢く学習能力が高いのでしつけのしやすい犬種といえるでしょう。
始めて犬を飼う方もしつけがしやすく感じると思います。ただしトイプードルよりも小さい分、神経質な一面や幼さを感じるかもしれません。
他にもトイプードルの場合、カラーによって性格に差が出るといわれていますので、タイニープードルに関してもその影響はあるかもしれませんね。
一般的にレッドは元気な性格、シルバーは従順、ブラックは落ち着きがある性格、ホワイトは甘えん坊で従順、ブラウンはマイペースといった特徴があるといわれています。しかし個体差があることですので参考程度にされると良いでしょう。
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ではタイニープードルの魅力とは何でしょうか?
タイニープードルの最大の魅力は何といってもその見た目です。
クルクルの巻き毛で愛らしい表情で人気の高いトイプードルよりもさらに小さいということで、いつまでも子犬のようでかわいいことがタイニープードルの魅力の一つです。
また体が小さいので、お出かけの時も簡単です。車に乗せるのも簡単ですし、キャリーバッグに入れて電車やバスで移動もできるでしょう。身体が小さく軽いので、非常事態にさっと持ち上げて移動できるのも魅力です。
もともと水猟犬として活躍してきたプードルですので、タイニープードルも頭の良い賢い犬種です。教えたこともすぐに覚えるので、大変しつけのしやすい犬種と言えます。トイプードルも賢い犬第二位でしつけのしやすいことで有名です。
タイニープードルは社交的な性格ですので、誰とでも仲良くなれます。初めて犬を飼う方でもタイニープードルはすぐに打ち解けられるので、初めて飼う犬としておススメです。
また飼い主に対してだけでなく初めて会う人に対しても社交的ですので、来客時におとなしくしていられるでしょう。散歩の時にも他の犬とトラブルになることも少ないかもしれませんね。
「人形かな?」と思って見ていると、動く!そんな経験を何度もしました。人形みたいに可愛いトイプードルは、賢くて飼い主さんの手を煩わせることはほとんどありません。そんな性格や飼い方、しつけのコツをご紹介します!
https://mofmo.jp/article/1645