「犬の祈り」 ベス・ノーマン・ハリス

犬の存在

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犬のいいところは,飼い主を物質面で判断しないこと。どんなにお金を持っていようが,どんな服を着ていようが,無条件に飼い主を愛してくれます。しかし,そんな犬も飼い主より長生きすることはあまりありません。彼らの平均寿命は私たちよりもかなり短いからです。ここに天国へと旅立っていった愛犬を偲び,読んだポエムがあります。作者は,ベス・ノーマン・ハリス(Beth Norman Harris)さん。とても涙なしでは読めません・・・
出典:https://www.littlethings.com/a-dogs-prayer-vas/

子供の時にこんな可愛い子犬を飼っていても,犬は人間の何倍ものスピードで老いていくため,自分が物心ついた時にはもう老犬となってしまいます。

ハリスさんも愛犬の悲しい死を経験した飼い主さんの一人・・・
その溢れる思いを言葉に残されたようです。

”ご主人様。僕に優しくしてください。僕を愛してくれたことに一番感謝しています。”
出典:https://www.littlethings.com/a-dogs-prayer-vas/

飼い主さんの気持ちを読んだのではなく,犬の気持ちを読んだポエム。

そこから,ハリスさんが愛犬の気持ちをよく理解していることが感じられます。

心の叫び

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”棒なんかで僕の気持ちを壊さないで,そうされながらも僕は,あなたの手を舐めるでしょう。あなたに忍耐と理解があれば,あなたが僕に教えたいことはすぐに伝わります。
もっと声を聞かせてください。僕にとって,あなたの声は,世界一素敵な音楽なのです。僕が,尻尾をちぎれんばかりに振っていることは知っているでしょう。あなたの足音に耳を澄ませていたからですよ。”
出典:https://www.littlethings.com/a-dogs-prayer-vas/

言葉が通じないとき,一向に飼い犬が言うことを聞いてくれないとき,彼らの飼い主さんは彼らに対しどのように接しているでしょう。
イライラと強い口調で言っても,手が出ても,状況は変わらないでしょう。
だって,彼らには言葉が通じませんし,自分が飼い主さんからされたことが全てなのですから・・・

飼い犬と向き合って根気強く心を通わせていくことが,彼らに自分の思いを伝える一番の近道なのかもしれません。
いつも彼らは飼い主さんから発せられた”音”に耳を澄ませているのですから・・・

飼い主さんの行くところならどこまでも・・・

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”冷たい雨が降る日は僕を家の中に入れてください。僕は飼い犬なんだから,もう厳しい環境には慣れていないのです。暖炉のそばであなたの足元に座るというぜいたく以上のものは望みません。でも,もしあなたに家がないなら,世界中の一番暖かい部屋で柔らかい枕の上で寝むるより,氷の中でも雪の中でももちろんあなたについて行きます。だって,あなたは僕の神様だから・・・そして僕は,あなたの献身的な崇拝者なのだから。”
出典:https://www.littlethings.com/a-dogs-prayer-vas/

犬の健気さが心にしみ広がっていく文ですよね。
ホームレスの人と共に行動している犬も少なくはありません。
もちろん,彼らも野良犬なのですから,自分が快適だと思う場所に自由に行くことはできます。
しかし,彼らがいったん自分の主人であると心に決めた人物がいれば,たとえその人がいる環境がどんなに過酷なところであろうと,彼らにとってはそこが最高の居場所となるようです。

心から慕う人が近くにいてくれれば,どんなことでも乗り越えられる・・・
これを読んだら,自分の近くに愛犬を連れてきたくなるのではないでしょうか。

犬の使命

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”僕のお皿を新鮮な水で満たしておいてください。でも,お皿がカラカラになっていても非難はできません,だって喉が渇いたことをあなたに言えないのですから。新鮮なエサをください。そうすれば,僕も元気でいられるし,走り回ったり,あなたの指示通り,側を歩いたり,「待て」もできます。そして,あなたに危険が迫るとき,僕の人生をかけてでも喜んであなたを守ることもできます。”
出典:https://www.littlethings.com/a-dogs-prayer-vas/

飼い主さんに自分の思いを十分に伝えることができない犬・・・それを十分理解して飼うことが大切ですよね。

飼い犬が悲しい思いをする前に,その要因を取り除いてあげることそれを繰り返すことで彼らは飼い主さんへの忠誠心を高めていくのだと思います。
そして,一緒に幸せを感じ,いったん絆が強まると,彼らは飼い主さんのことを一番に考えるようになるのではないでしょうか・・・。

美しすぎるポエムの最後は・・・

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”愛する飼い主さん,もし偉大な飼い主さんであるなら僕の健康や視力が損なわれても,私を見捨てないでください。その腕に僕を抱き,その熟練した両手で最期の時を慈悲深くお与えください。そうすれば,あなたの最後の息遣いを胸にあなたから去ることができます。僕は最期は,一番安らぐあなたの両腕の中で・・・”
出典:https://www.littlethings.com/a-dogs-prayer-vas/

シェルターや保護施設には,障がいを抱えた動物たちの多くも保護されています。
かつては飼われていたであろう形跡がある動物たちも・・・これって,一番悲しい事実だと思うのですが・・・

犬だけでなく,ペットたちの幸せの中には,生涯を共に暮らした飼い主さんや家族に看取られることだと思います。
人間だってそうですよね。
その本当に人生最期の願いを叶えてあげること・・・これが飼い主さんになるための重要な責任の1つだと思います。

とてもシンプルに犬の気持ちを綴っているだけに心に直接伝わってきますよね。

こんな美しいポエムを読んだら,愛犬を愛おしく思わずにはいられないのではないでしょうか・・・。

情報提供元: mofmo
記事名:「 天国にいる大切な愛犬へ。人と犬の絆が分かる世界一美しいポエムに感動