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恐らくブルーの頭の中はまだ前の飼主さんとの楽しかった思い出でいっぱいだったのでしょう。誰かが彼の犬舎に近づくたびに飼主さんの姿を探すブルーの姿を想像すると実に切ないものです。
しかし、彼の心の中では確実に今までの生活と違った何かに気付いていたはずです。それはシェルターに置き去りにされたということ。
想像してみてください。いつものように車に乗り込み楽しいドライブに出かけるはずが、たどり着いたのは冷たいコンクリ―トの床に死の予感が漂う場所。それまで幸せだった犬にとっては耐え難いほど辛いことだったに違いありません。
すぐにでもブルーを引き取りたいところですが、まずは気性テストを受ける必要がありました。ブルーのテストが終わるまでの間、ジェニファーさんはオヤツとベッドを持参して彼に会いに行きました。出典:https://www.thedodo.com/carson-shelter-dog-rescue-2266163126.html
「少しは私を気に掛けてくれたけど、撫でさせてはくれないの。ただベッドは気に入ったみたい」とジェニファーさん。
ブルーを捨てた飼い主とはいえ、シェルターに来るまでは恐らく毎日暖かい寝床で寝させてくれていたことでしょう。冷たい床のシェルターで沈んでいたブルーにはありがたいプレゼントだったのかもしれません。
やがて根気よくブルーに接したジェニファーさんの努力の甲斐あって、3度目の訪問の時、やっとのことでブルーは心を開き始めたようで、今度はジェニファーさんの姿を見て、まっすぐに駆け寄ってくれたのだそう。
環境で犬はここまで変わる!