ツイッターで「今回の衆議院議員選挙で2000万~3000万円の裏金を要求された」と暴露していた元新潟県知事で自民党の泉田裕彦衆議院議員が、きのう1日(2021年12月)に記者会見を開き、裏金を要求したのは新潟県議の星野伊佐夫自民党長岡支部長だと実名を出し、「比例に引っかからなかったら『終わり』だよ 2000万や3000万をもったいながったら 人生終わるよ。いちいち警察に報告するわけじゃないんだからという発言もありました」と述べた。2日の「めざまし8」が取り上げた。

星野県議はかつて「新潟のドン」と呼ばれた、自民党新潟県連の元会長で、当選12回、在職40年以上の大ベテラン。その星野県議は泉田議員の曝露に対し「事実無根」と怒りの真っ向反論をし、徹底抗戦の構えを見せた。対する泉田議員も今後証拠となる音声データを公開する方針だという。

谷原章介「つまり、県連にお金を入れたなら...」

スタジオの橋下徹弁護士は2008年にツイッターで「自民党大阪府連から2000万円を要求され、値切って1000万円にして、自民党大阪府連に寄付する形で支払った」と告白している。これについて橋下は「当選目的で選挙運動の報酬を支払ったら公職選挙法に引っかかるが、地方議員の政治活動費として等に寄付する形ならギリギリセーフなんです。個人に寄付したら贈収賄になることも政党を通せばなぜか違反にならない。そんなルールを作ったのが国会議員なんです」とコメント。

司会の谷原章介が「つまり、県連にお金を入れたなら問題にならないということ?」と聞くと、橋下は「国会議員と地方議員って必ず揉めるんです。地方議員の応援で当選した経緯を忘れて、国会議員になってお金が入ってきたら独り占めしてしまうと、地方からは文句が出て、いがみ合いになることがあるんです。泉田さんはそれができなかったからこういう形になったのではないか」と解説。

進行役の倉田大誠アナが「星野県議は『泉田さんは日本で彼だけ選挙のパンフレットやリーフレットを作らなかった人。わかるでしょ。そんな人に金出せや、くれやって脅かすとか、絶対にない』と言っている」と補足すると、橋下は再び「泉田さんから十分なお金が来ていないからパンフレット作りませんという話。よくあることです」と話した。

(バルバス)

情報提供元: J-CAST ニュース
記事名:「 【ワイドショー通信簿】泉田衆院議員VS星野県議 「裏金要求」めぐるバトルとロジック(めざまし8)