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「結婚したいけど、なかなかその一歩が踏み出せない人たちにむけて、東京都はさまざまな情報を提供したり、機運を高める取り組みを行っています」
―――そう語るのは、東京都 小池百合子 知事。小池都知事は11月26日、東京・恵比寿での「TOKYO 結婚おうえんフェスタ」に登壇。東京都結婚支援ポータルサイト「TOKYOふたりSTORY」(https://www.futari-story.metro.tokyo.lg.jp/)や、TOKYOふたり結婚応援パスポート(https://www.futari-passport.metro.tokyo.lg.jp/K0030)を紹介し、東京都オリジナル婚姻届などもあることをイベント参加者に伝えた。
こうした結婚支援イベントが開催される背景には、国内の切実な事情がある。
たとえばテレワーク推奨で「職場や仕事での出会い」が減少。なかでも2020年生涯未婚率都道府県ランキング(国勢調査)では、東京都が1位で、「3人に1人の男性」と「4人に1人の女性」は生涯未婚という。
東京都ではこうした事情を踏まえ、テレワーク推奨で自然な出会いも少なく、未婚率も上昇するなか、結婚を後押しする取り組みをスタート。孤独なりがちなコロナ禍で、あらためて家族を持つ意味や幸福度を伝えていく考え。
「TOKYO 結婚おうえんフェスタ」では、小池都知事の冒頭メッセージに続いて、いい夫婦・理想の夫婦ランキングで上位の藤本美貴、駆け抜けて軽トラ 小野島徹・餅田コシヒカリが登壇。結婚感についてそれぞれが語った。
品川庄司 庄司智春と結婚し14年目の藤本美貴は、「離婚しそうな夫婦ランキング第2位です」と自虐ネタでトークを始め、しつこく迫る庄司に対して「この人は1回結婚しないと別れてくれないだろうな」という気持ちで結婚したことを明かし、3児に恵まれたいまが幸せであることも伝えた。
「ケンカもしますけど、仕事先とかで辛いことがあっても、家に帰ったら味方がいるっていうのはうれしい。わたしを受け止めてくれる、いちばんの味方がいる」(藤本美貴)
また、結婚生活8年目の小野島徹も「妻とずっといっしょに話せるっていうのはうれしいし、これ以上のものはない」と結婚感について伝えると、相方の餅田コシヒカリは、「交際中の男性とラブラブです。マッチングアプリで知り合って交際1年半。もしかしたら近々いい報告できるかなって思うぐらい順調です」とも明かした。
東京都生活文化スポーツ局は、結婚に関心のある人や結婚を応援したい人のために、結婚について楽しく考える体験型・参加型イベントを展開。
こうしたステージイベントのほか、自分の魅力を最大限に引き出すヘアメイクの紹介、骨格診断によるファッションアドバイスが体験できるブースや、結婚を後押しする情報が詰まったプログラムを用意し、東京都や各自治体の施策も紹介している。