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「自転車での安全なソリューションとして、折りたたみ式のヘルメットを提案してくれました。
わたしも自転車ユーザーとして、このかえつ有明高が開発した折りたたみ式のヘルメットを使えば、世界の自転車ユーザーの暮らしが変わると思います。
今回エントリーしてくれた高校生たちがみな英語でプレゼンし、われわれが思いつかないようなソリューションを提案してくれました」
―――そう語るのは、エレベーターとエスカレーターの製造・据付・保守・改修を世界展開する大手 オーチス の国内法人 日本オーチス・エレベータ パトリック・ヨング 社長。
日本オーチス・エレベータは、オーチス・ワールドワイド・コーポレーションが主催する 国際 STEM(科学・工学・エンジニアリング・数学)プレゼンテーションコンテスト「Made to Move Communities」(メイド・トゥ・ムーブ・コミュニティズ)プログラムで今季、国内大会を制した かえつ有明中・高等学校(東京都江東区東雲)学生チームメンバー8名 を表彰。
学生たちには表彰状などが授与され、学校には STEM教育プログラム支援助成金 30万円が贈られた。
かえつ有明中・高校 学生チームは、33個のピースによる折りたたみ式ヘルメットを開発し、そのモバイル性・コンパクト性・独創性などをプレゼンした。
「みなさんの情熱と献身性・努力に敬意を表します。みなさんの情熱と挑戦が、未来の技術革新、社会の発展につながることを期待しています」(日本オーチス・エレベータ パトリック・ヨング 社長)
「アイデアの出し方の方法論を実践でつかめました。8人のグループを結成し、アイデアと意見をぶつけ合いました。そのプロセスが刺激的でした。
この折りたたみ式ヘルメットで、通勤・通学時のヘルメット着用率が上がることを期待します」(かえつ有明中・高校 学生チーム)
Made to Move Communities プログラムは、オーチスが毎年開催するコンテストで、高校生の STEM教育を促進することを目的とした大会。
Made to Move Communities は、オーチスの代表的な社会貢献プログラムで、今年で5年目。
この同プログラムには、日本全国の7校から9の学生チーム(計67名)が応募。
日本オーチス審査員による厳正な選考の結果、札幌日本大学高校(北海道)と山形県立 山形東高校(山形)がアジア太平洋地域大会に進出し、5つの学生チームが国内大会に進出。
その5チームのなかで優勝したのが、かえつ有明中・高校 学生チームというわけだ。
今回の Made to Move Communities プログラム 日本国内大会のテーマは、「コミュニティの課題を解決するインクルーシブ・モビリティのソリューション」。
つの学生チームは STEM のスキルや知識を活用し、日本オーチスの社員サポーターたちからさまざまな助言を受け、身体的、地理的、または経済的な移動の障壁を取り除くことを意味するインクルーシブ・モビリティを探求。
そして、地域社会の安全性、接続性、生産性、利便性を向上させる移動ソリューションを考案した。
各チームは、10月22日にオンラインでそのソリューションを英語で日本オーチス審査員にプレゼンテーションし、見事、かえつ有明中・高校 学生チームが勝ち取った。
また、アジア太平洋地域大会に進出する2つの学生チームは、12月から本大会のテーマである「AIを使った都市交通ソリューション」を考案中。
2025年3月に、オーチス役員の審査員に向けてプレゼンテーションし、そこで優勝すると、4月に行われる世界チャンピオン決定戦に進出する。
Made to Move Communities は、オーチスがめざす ESG(環境、社会、ガバナンス)目標の「人とコミュニティ」分野の進展を後押しする取り組み。
オーチスは、2030年までに達成させる ESG目標について、次の 3点を掲げている。
◆ STEM(科学、技術、工学、数学)教育と職業訓練を通じて、全世界 1万5,000人の学生をサポートすること
◆ 寄付総額の 50%を STEMプログラム支援に充てること
◆ 社員が 50万時間のボランティア活動を行うこと
―――日本オーチス・エレベータ パトリック・ヨング 社長と、かえつ有明中・高校 学生チームは、今回の表彰式で最後にこう伝えた。
「世界経済フォーラムによると、今後、世界中でSTEMのスキルや知識を持つ専門家が多く不足する可能性があるといわれています。
私たちは、Made to Move Communities プログラムを通して、未来のリーダーたちのSTEMにおける興味と能力の向上を支援することで、地域社会と次世代の労働力に貢献できることを誇りに思います。
今回の受賞はゴールではなく、新たなスタートの第一歩です。今後、みなさんのアイデアが社会実装されることを期待します。
オーチスはこれからも、Made to Move Communities プログラムを強化し、より多くの学生たちに STEM に興味をもってもらい、才能を開花する機会を提供していきます。
そして次世代イノベーター育成のサポートに、尽力していきます」(日本オーチス・エレベータ パトリック・ヨング 社長)
「わたしたちのクリエイティブが社会実装されていくプロセスを経験できたことは、貴重な経験でした。
日本オーチスのみなさん、担当教員、校長先生に、こうした学びと気づきの機会をいただいたことに感謝いたします。ありがとうございました」(かえつ有明中・高校 学生チーム)
また、表彰式の後半には、日本オーチス・エレベータのオフィス&ショールーム見学も行われた↓↓↓