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ぶっちゃけ、スタートアップ企業への就職って、実際アリなの? いやナシじゃない?
―――就職活動の過程が評価されたスカウトが届く、これまでにない新しい視点から生まれたダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」が、「スタートアップ企業への就職意向とその実態」をテーマに、現役大学生との座談会を開催。
就職活動に励む現役大学生、スタートアップ企業社員を代表して ABABA で働く社員と代表取締役 中井達也 CEO が参加し、学生目線・社会人目線で、ガチ討論を展開した。その一部始終が、これだ↓↓↓
Iさん(大学4年生)「就職活動頑張っています!スタートアップ企業に興味があるので今日はよろしくお願いいたします」
Oさん(大学2年生)「今はベンチャーの広告代理店でインターンをしながらいろいろなことを経験しています。これまでインターンで数社、スタートアップ企業やベンチャー企業に関わってきたのですが、今のところは就職は大手企業にしたいなって思っている派です!」
Sさん(大学3年生)「サークル活動に励んでいて、まだ就職活動もできていない状況で、スタートアップとか大手とか、まだ決められてないので、今日は色々知ることができたらなって思います」
Tさん(大学4年生)「スタートアップ企業に新卒で就職するのは“アリ”な選択肢だと思っています。今日は勉強させていただけたらなと思っています!」
―――こうした学生たちとガチ討論する ABABA 側(スタートアップ企業)は、中井達也 ABABA代表、小川友子さん(ABABA新卒入社2年目)、谷若菜さん(ABABA中途入社1年目)。MCは尾上七海さん(ABABA中途入社1年目)。
Tさん「イメージ・・・やっぱり革新的なプロダクト・・・(笑)やっぱりイケイケだなっていう印象です」
Iさん「若い方が活躍されてる印象です」
Oさん「スタートアップの魅力は、何か一つのサービスだったり事業を作るときに、新人でもインターンでも一連の流れを最初から見ることができるということが良いところだと思います!」
Sさん「・・・なんか、勝手なイメージなんですけど、実力主義というイメージを持っています」
一同(確かに・・・)
MC「それでは、まだ生まれて間もないころの ABABA に、新卒カードを切って入社した小川さん、スタートアップ企業に対してどんなイメージを持っていましたか?」
小川さん「大手企業と比較すると、自分で色々決められる、意思決定が早い、身動きがとりやすそう、やりたいこと思ったことを言える環境なんだろうな、というイメージを持っていました。私はスタートアップ企業を意識してABABAに入社したつもりはなかったので、入ってみてから周りに『ABABAの入社に新卒カード切ったんだ?』って言われて、『ああ、そんなに重要だったんだ』って(笑)」
MC「ABABAに入社して、最初どう思いましたか?率直なご意見を!」
小川「なんだ、このカオスな環境は?って思いました(笑)毎日やることが違う。次の週には方針が変わっていたり・・・そこはカオスだなって思ったんですけど、周りの友人は3か月とか半年とか研修しているなか、私は最初からお客さんの前に立たせてもらっていたので、成長速度、スピード感が全然違うなって思いました。カオスではあったんですけど(笑)、こんなに早くから仕事を任せてもらえるんだ、っていう良いギャップだったと思います」
MC「学生のみなさん、今のお話聞いてみていかがですか?」
Oさん「スタートアップが微妙って思ってるわけではないんですけど(笑)やっぱりどうしても、制度とか組織体制みたいな・・・上に立つ人がいて、働く人がいて、っていう大きな組織で見たときに、その体制は長年培ってきたもの、歴史の中でいろんなトラブルがあって、そのたび改善を繰り返して完成系に近いところまで辿り着いた企業、それを内部から見てみたい、という気持ちがあるので新卒は大手に就職したいと思っています」
Sさん「同じ時期に卒業した人が研修を受けている間に、色々な経験ができることは魅力と思いました。可能性として、この先転職を考えたとしたときにもすごく強いと思いました」
Tさん「学生のときにどこまでキャリアプランを立てられるかもわからないし、変わっていくものだと思っています。やりたい環境に合わせてチャレンジしていくことが大事なのかな、って思いました」
Iさん「入ってすぐに活躍できるという環境は魅力的だと感じました。イメージですが、大きな会社だとやりたいことを言えなかったり思い通りにできなかったり、上の席が空いていなかったりすると思うので、そういった面では魅力的な職場と感じました」
中井代表「スタートアップ企業で働きたいと言う人に僕は、“トレードオフ”であることをよく伝えています。成長環境は優良です。その代わりすごく頑張らなければいけない。頑張れば給料も高くなる。実はスタートアップ企業の平均年収って、上場企業を超えているんですよ。スタートアップは頑張ったら頑張った分だけ評価される。その分、何かを犠牲にすることもある。一方で、大手企業は整った育成環境があって、順々に成長は確実にできる。でもスピードはゆっくりかもしれない。本当に、大手企業が正解とかスタートアップが正解ってことはなくて、結局はその人に合った企業に行くことが正解なんだと思います。Oさんが言ったような社内制度や働いた人に対する評価など、環境を整えることは重要です。だからABABAは良い人材が『自分に合っている、選びたい』と思ってもらうために、大手にも引けを取らない環境を整えることを意識しています」
MC「大手からスタートアップに転職してきた谷さん。安定した会社からなぜ“カオス”なABABAを選んだんですか?」
谷さん「経営も安定していたので、良くも悪くもガツガツする必要がなくて。でも一方では、新しい事業を始めるなど変化しなければならないときに、内側から挑戦することができなかったんです。環境を変えることが難しかった。現状を守るよりも、挑戦できる全然違う環境に行きたい!って思ったときに、スタートアップ企業であるABABAへの入社を決めました。最初カオスだとは思いましたけど(笑)前職との一番のギャップは、成果を上げるまで、上げなければならないスピードが速いと感じました。目まぐるしい速度で業務やお客さんが変わっていくので、手を抜く暇がないんです。それがとても刺激的でモチベーションに繋がっています」
MC「善し悪しではないけれども大手とスタートアップでは成長環境が異なります。学生の皆さんはどう思いますか?まわりのお友達は?」
Iさん「僕はスピード感のある環境で、お尻叩かれながらの方が良いかもしれません(笑)なかだるみしてしまいそうで」
Sさん「スピード感がある方がやりがいを感じられるのかな?という気もしますが、じっくり成長していく方がプレッシャーという意味では落ち着いて仕事できるのかも?って思いました。周りの友人もどちらかというと後者の考えが多い気がします」
Tさん「個人的な気持ちではスピード感があるとプレッシャーや焦りを感じてしまう気がします。大手企業のような着実な働き方が向いていると思うし、友人も同じ意見が多いと思います」
Oさん「私は今までインターンなどでスタートアップのような環境にいたからこそ、スピード感を持って成長したい、トップを目指したいという気持ちでした。楽しかったし、頑張りたい人には良い環境だと思います。友達と就活の話をするときに、中にはバリバリ働きたいっていう人や、絶対残業0が良い、フルリモートが良い。いろんな意見があります」
中井代表「スタートアップ企業と大手企業の違いって、もちろんあるんだけど、優劣をつけるものではないんです。メディアやSNSで小さいところ部分的だけ取り上げられて、それが独り歩きしてるという側面はあると思います」
MC「ABABA社内の雰囲気はどうですか?」
小川さん「他社に勤める同級生と比べると任される仕事は大きいんだろうと思います。去年よりレベルアップしていることを実感できるし、去年と同じことを繰り返していないというのが楽しいです。社員は個性的な人が多いと思います。それぞれのカラーを出しやすいからなのか、マニュアルがないから自由なのか、同じ商材を売るにしても人によってやり方があって、ありのままの個性を出せる環境だと思います。あとは、社員同士の距離が近いので相談しやすいと思います。会社の代表と近い距離で話せる、意見できるというのは、スタートアップならではだと思います」
谷さん「気持ちが前向きになりました(笑)。前職では自分のできることだけをやろうとしていたのですが、今は天井がないような感覚です。自分の得意なこと、個性を発揮しやすい環境。自分なりのやり方で成長して、会社に貢献できるという環境だと思います。どう60歳まで働くか、という考え方から、無限の可能性を考えるようになりました」
中井代表「大手やスタートアップとか関係なく、価値観だと思います。価値観の形成の仕方、解釈の仕方って実は就職活動の現場って大事だと感じています。学生さんにとって自分の価値観を正しく把握することはすごく難しいことかもしれませんが、私たちのような会社はそれをサポートしたいと思っています。ちなみに、希望して入社した会社なのに後になってカルチャーマッチしないと感じることってよくあるのですが、理想的な条件よりも、“これだけは絶対嫌・絶対我慢できない”という条件(ネガティブモチベーション)の上位3つを感じてしまうと離職率は大きく上がるという統計があります。就職先選びの参考にしてみてください」
MC「中井さん、ABABAに限らず、スタートアップ企業に就職するためのポイントって何だと思いますか?」
中井代表「その企業が大事にしている文化と合うかどうか、だと思います。お客様や社員に対して同じ文化を提供してくれるか、同じ想いで接することができるかを面接などで判断します。おそらくスタートアップ企業の多くはそうしているんじゃないかと思います。少人数のスタートアップ企業だと、たった1人だとしても採用を失敗できないんですよ。その1人というのは、10,000人規模の大企業だと1/10,000ですが、30人の会社だと1/30になってしまう。だから実は、スタートアップに入るのってめちゃめちゃハードルが高いんですよ。文化とマッチできるかの基準がしっかり設定されていて、採用に関しては大手よりプロフェッショナルだったりします。もちろんスキルも判断材料になります。テクニカルスキルもですが、ヒューマンスキルを重視します。前に踏み出す力やコミュニケーション能力・・・仕事をする上で根本的なもの且つ定性的なものをABABAでは18項目で審査します。本音で面接をして、深掘りをして、その人を知る。その点は大手企業にも負けてはいけないことだと思っています。スタートアップ企業って高い目標や基準を当たり前に見ています。高い目標に対して後ろ向きになるのではなくて、どうやったら達成できるかというHow思考を持っている人がスタートアップ企業には向いていると思います」
MC「ありがとうございます!では最後に今日集まってくれた4名の学生さんに向けてエールをお願いします」
中井代表「自分にとっての正解の1社なんて100%ないと思います。入って見たら理想と違うことなんてみんなあります。大事なことは自分のやりたいことを明確にすること。情熱を注げるもの、才能、価値観、スタンス、心持ち、頑張る理由・・・自分のこと・自分の価値観を知って、ベクトルを定めること。これが一番難しいんだけど(笑)。どこに入社しても絶対挫折します。その時に自分の価値観や方向性を知っていれば、その先の成功に繋げることができます。就職活動、頑張ってください!」
<ABABA代表取締役 中井達也 CEO プロフィール>
関西大学在学中に「訪日外国人を日本人学生がガイドとして案内するツアーサービス GUIBO」をリリース。しかし、コロナの影響でクローズを余儀なくされ、2020年に株式会社ABABAを久保・古林・中田と共同創業。
「お祈りメール」を少しでも前向きな応援するもの(エール)に変えたい。そんな気持ちから生まれたのが、ABABAの「お祈りエール」。
最終面接で採用できなかった就職活動生に送る不採用通知メールのなかで「当社で採用はできませんでしたが、あなたは素晴らしい人材なので他社に推薦したいです。ABABAに登録していただければ、今後の就職活動を応援させていただきます」という文面でABABAへの登録を促し、その企業の最終面接まで進んだ就職活動生として、他企業のスカウトを受け取ることができるスカウト型サービス。
選考の過程を評価することで「就職活動うつ」に悩む就職活動生の心理的ストレスの軽減に寄与しながら、採用企業のブランディングにも貢献できる、社会課題と事業課題の双方を解決する事業活動を展開している。
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