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「筋トレ時に摂るべきフルーツはバナナ」がついに立証された。
筋トレのサポートに必要な5つの栄養素(炭水化物・たんぱく質・カリウム・マグネシウム・ビタミンB群)の主要フルーツ100g当たり含有量でトップは↓↓↓
算出したのは、日本バナナ輸入組合と植草真奈美 管理栄養士。
日本バナナ輸入組合は、週に1回以上運動をする人で、運動をしている時に補給する食品として「果物」を挙げた方(65名)のうち、8割の方が、その種類として「バナナ」を食べていると回答を得た。
その理由として「すぐに食べられるから(57.7%)」「エネルギー補給のため(48.1%)」が上位で、その手軽さと栄養パフォーマンスの高さから摂取していた。
そこで、今回、8月7日「バナナの日※2」を前に、植草真奈美 管理栄養士に協力を得て、『筋トレにあうフルーツランキング』を作成。
その結果、12品目のフルーツのうち、バナナがトータル49ポイント。2位以下に10ポイントの差をつけてのトップに。
今回の調査で対象とした5栄養素のうち「たんぱく質」以外はすべて1位(たんぱく質は同率2位)だった。
―――さらに、植草真奈美 管理栄養士が、筋トレ時にバナナを摂るポイントについて、こう教えてくれた、
「炭水化物のうち、糖質は運動時のエネルギー源になる栄養素です。糖質の摂取量は、身体作りやパフォーマンスに直結します。
筋トレ前後に糖質を摂取する目的は、
1.筋トレ前に、筋トレで使用するエネルギー源を補給すること
2.筋トレ後に、筋トレで使った分のエネルギーを補給すること
の2つです。
バナナに含まれる糖質は、単糖類のブドウ糖や果糖、少糖類のしょ糖、多糖類のデンプンです。
筋トレ前にバナナを摂取すると、単糖類からすみやかにエネルギーを補給できて、運動中は少糖類や多糖類からのエネルギー補給ができます。
運動後は糖質を摂取することですみやかにエネルギーを補給することができ、疲労回復につながります。
バナナは即効性のある単糖類と持続性のある多糖類の両方を併せ持つ、運動時の糖質補給にぴったりなフルーツです」(植草氏)
筋肉の材料となるたんぱく質は、バナナのBCAA含有量に注目!
「バナナには、筋肉の材料となるたんぱく質も含まれています。注目は筋肉で代謝されるBCAA=分岐鎖アミノ酸の含有量。
アミノ酸の大部分が肝臓で代謝されるのに対し、BCAAは主に筋肉で代謝され、運動時のエネルギーとしても使われます。
バナナのBCAA含有量は12品目のフルーツの中でもトップクラス。
とくに筋トレをしている人にバナナがおすすめな理由は、BCAAのうち、最も重要とされるロイシンの含有量が多いことです。
ロイシンは筋肉の合成の刺激になると同時に、筋肉の分解も抑制すると言われ、身体作りにおいて重要なアミノ酸として注目されています」(植草氏)
発汗により失われやすいカリウムやマグネシウム。バナナでミネラルも手軽に摂取。
「バナナにはカリウムやマグネシウムなどのミネラルも多く含まれています。
カリウムは筋肉の収縮・弛緩の働きを正常に保つために働き、マグネシウムはカルシウムと拮抗して筋肉の収縮をスムーズにしてくれます。
カリウムとマグネシウムは健康な方であれば不足することはありませんが、どちらも汗とともに失われやすく、特にカリウムは運動時など大量に発汗がある時は、意識的に摂取したいミネラルです」(植草氏)
「バナナには糖質やたんぱく質が含まれていますが、これらの栄養素が体内で使われるためには、ビタミンB群が欠かせません。
バナナには糖質がエネルギーに変わるのをサポートするビタミンB1や糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポートするビタミンB2、たんぱく質の代謝をサポートするビタミンB6が含まれています。
たんぱく質は活動量によって必要量の変わる栄養素のため、筋トレすることで、たんぱく質の必要量が高まります。
たんぱく質の摂取量が多い方にとって、バナナはビタミンB6の貴重な供給源になります」(植草氏)
「筋トレ前は糖質+たんぱく質でエネルギーをしっかり補給しておくことで、筋肉の分解を抑制することが期待できます。
また、筋トレ後はトレーニングよって傷ついた筋肉を修復するため、糖質+たんぱく質の補給が大切です。
プロテインは、たんぱく質はしっかりと摂取できますが、糖質が足りないため、糖質も合わせて摂取できるのが理想です。
即効性のある単糖類と持続性のある多糖類の両方を併せ持つバナナは、運動時の糖質補給におすすめです。
また、バナナはたんぱく質も含み、さらにBCAAのうち最も重要とされるロイシンの含有量が多いことも筋トレ前後の補食におすすめな理由のひとつです」(植草氏)
日本バナナ輸入組合は、16歳~70歳以上を対象とした「バナナ・果物消費動向調査」を実施。
この調査結果で、週に1回以上の日常的な運動をしていると回答した人が51.7%と過半数に。
またその人たちに運動をしているときに補給する食品を聞くと、「とくにない」と回答した人が6割ちかくあったいっぽうで、「果物」と回答した人は8.7%に留まる結果に。
また、運動中に「果物」を摂取していると回答している人に、果物の種類を尋ねたところ、「バナナ」を食べている人が最も高く80%。
その理由としては「すぐに食べられるから(57.7%)」「エネルギー補給のため(48.1%)」が上位となり、その手軽さと栄養パフォーマンスの高さから「バナナ」を選んでいることがわかった。