「定住人口1人あたりが、地域外の人とどれくらいつながりがあるか」

デジタル・AI 時代に、こんなデータをガチで集計し、発表・表彰したのが、楽天グループ。

楽天は、自社マーケティングデータにもとづき、商業(楽天市場)・観光(楽天トラベル)・ふるさと納税(楽天ふるさと納税)の3領域で、47都道府県別「定住人口1人あたりが、地域外の人とどれくらいつながりがあるか」を相対的な関係指数として算出。

この算出結果を「関係人口創出パワー」と称し、ランキング化。8月2日に発表・表彰。

商業(楽天市場)1位は福井県。次いで、和歌山県、奈良県と続いた。

観光(楽天トラベル)1位は沖縄県、次いで山梨県、石川県が受賞。

ふるさと納税(楽天ふるさと納税)1位は佐賀県、2位は宮崎県、3位は山形県だった。

楽天が関係人口を創出

楽天は、地域創生事業を始動し10年という節目に、共創事業推進部内に「楽天地域エンパワーメントラボ」を新設。

人口減少や地域の担い手不足のなかで、楽天が保有する独自マーケティングデータを活用した施策立案や情報発信を強化し、関係人口の創出を推進していく。

域外からの収入増加を加速

この楽天地域エンパワーメントラボは、楽天市場や楽天トラベル、楽天ふるさと納税を含む70以上のサービスや、1億を超える楽天会員の顧客基盤を活用し、自治体の地域創生の取り組みを支援。

地域創生事業は、今回のアワードのほか、マーケティングデータを活用した自治体との取り組み事例などをオウンドメディアでも発信。

域外からの収入増加をめざし、データドリブンな施策提案を通じ、「楽天ならではの関係人口創出をめざす」という。

「地域の稼ぐ力」を支援

楽天では、楽天会員IDにもとづき可視化された、地域外に在住するサービス利用者を「オンライン関係人口」という。

楽天は、こうした楽天のオンラインサービスを利用し、なんらかのかたちで地域と関わる「オンライン関係人口」の各種データ、属性や動向を適切に分析すべく、さまざまな施策を通して自治体を、「地域の稼ぐ力」を、支援していくという。

商業(楽天市場)1位:福井県

1位:福井県(関係人口創出パワー:91.3)

「今回の受賞は、本県の事業者が取扱うさまざまな商品やサービスが、多くの人に評価いただいている証。

福井県には、越前がにに代表される海・山の幸をはじめ、一流シェフが愛用する包丁等の伝統工芸品など、お薦めのものがたくさんあります。

今年3月の北陸新幹線福井・敦賀開業により関東圏からのアクセスも向上しましたので、ECサイトでの購入をきっかけに、是非福井に足を運んでみてください」(福井県)

商業(楽天市場)2位:和歌山県

2位:和歌山県(関係人口創出パワー:70.1)

和歌山県内の事業者が楽天ショップを通じて多くのご支持をいただいていることをたいへん誇りに思います。

本県では、ECに関する勉強会等により取組の発展をサポートしてきました。

これからも和歌山の魅力を全国に発信し、地域産業の発展、関係人口の創出をめざします」(和歌山県)

商業(楽天市場)3位:

3位:奈良県(関係人口創出パワー:68.5)

「本表彰は、県内事業者の皆様の、顧客視点に立った商品ページづくり、顧客との対話を重視しファンを増やす取組等が顧客に受け入れられた結果であると考えています。

県産品を少しでも多くの人の手に取っていただくべく、本県では、首都圏や海外での販路拡大、EC活用の支援に取り組んできました。

今後も、魅力ある県産品をお届けできるよう努めます」(奈良県)

観光(楽天トラベル)1位:沖縄県

「観光産業は沖縄県のリーディング産業であり、令和5年度には、過去最多となる国内観光客が訪れました。

今回の受賞は、沖縄の強みである自然、歴史、文化などを生かしたツーリズムの推進や効果的な誘客活動などについて、観光業界をはじめとした関係機関などと連携し取り組んだ結果であると考えています。

沖縄県が目指す「世界から選ばれる持続可能な観光地」の形成に向け、今後も、多彩かつ質の高い観光の推進に取り組んでいきます」(沖縄県)

観光(楽天トラベル)2位:山梨県

「今回の受賞は、本県で観光産業に携わる皆様の努力の表れであると同時に、本県の更なるポテンシャルを表すものと感じています。

今後も、地域の観光資源を最大限生かし、山梨を訪れれば、豊かで大変価値のある時を過ごせると旅行者の皆様に実感していただけるよう、関係者と力を合わせ、取り組みを進めていきたいと考えます」(山梨県)

観光(楽天トラベル)3位:石川県

「石川県は、能登半島地震からの復旧・復興に向けた取り組みを進めています。

今回の表彰を大きな励みとして、震災からの1日も早い復興を図るとともに、本年3月の北陸新幹線敦賀延伸により、北陸三県が1時間圏内で結ばれた強みを生かし、より一層北陸地域が連携し、一体感を持って観光誘客に取り組んでいきます」(石川県)

楽天ふるさと納税 1位:佐賀県

「さまざまな「魅力的なモノ・コト」がいつもの日常に溶け込んでいる佐賀県。

ふるさと納税は、そんな佐賀が持つさまざまな魅力に光を当てる機会になっています。

たとえば、14年連続特A受賞の「さがびより」、アメリカ大統領も食した「佐賀牛」、 宇宙に行った「ハウスみかん」など、さまざまな「本物」を多くの方々に知っていただけるようになっています。

今回の受賞を機に、日頃から佐賀で新たな地域づくり、特産品づくりに取り組んでいる人たちにもさらに光が当たり、地域の活力向上につながるよう、県内市町の皆さんとともに、より一層尽力していきます」(佐賀県)

楽天ふるさと納税 2位:宮崎県

「温暖な気候と豊かな食資源に恵まれた本県では、プロチームのキャンプ誘致などによるスポーツ観光の推進や、県産品の高付加価値化を促進する官民一体となった取組を進めてきました。

このようななか、今回の受賞はふるさと納税制度を通じた県内市町村と地場産業の強固な連携によるブランド向上の取組を評価いただいたものと嬉しく思っています。

今後も、各市町村において、いただいた寄附を移住の促進や子育て環境の整備、観光振興等に有効活用し、「日本のひなた宮崎県」の魅力を全国に広め、さらなる地域の活性化につなげていきます」(宮崎県)

楽天ふるさと納税 3位:山形県

「このたびの表彰は、山形県内の生産者や事業者、市町村、関係団体等が、長年、真摯に美味しさや品質にこだわり、努力を重ね、オール山形で魅力ある県産品の生産やブランド化に取り組んできた結果だと考えます。

これからも魅力ある山形県内の産品をみなさんにお届けできるよう、市町村、関係者一丸となって、取り組んでいきます」(山形県)

情報提供元: GZNews
記事名:「 楽天 オンライン関係人口 上位自治体を表彰、域外からの収入増加を加速「地域の稼ぐ力」を支援_EC 旅行 ふるさと納税 の3領域でトップ3は?