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3万円もする電卓があるって聞いて、「いったい誰がどう使ってるんだ」「売れてんのか」と思ってしまう庶民記者が、カシオ計算機に実際に聞いてみた。
出てきたのは、同社EdTech BU 商品戦略部 ハード戦略室 木村加奈子 担当(画像の手の人)と、秋田翔子 事業広報G担当。
いや、木村加奈子戦略担当は、ここから木村先生と呼ぶ。だって、出身大学の中央大学で、理工学部 精密機械工学科 非常勤講師も兼任してるんだから。
3万円もするカシオ計算機の電卓とは、「カシオ最高峰の電卓、信頼のジャパンメイド」なるカシオプレミアム電卓「S100」シリーズ。
カシオがつくった電卓の最高傑作ということで、その特長は世界にいくつもある電卓のなかでも飛び抜けている。
このカシオプレミアム電卓「S100」シリーズ、なにがすごいって、「ボディも中身もパッケージも、すべてにとことんこだわったプレミアムモデル」(カシオ木村先生)ってところ。
まずはメイドインジャパンなとこ。チップのマウントや半導体との接続処理など、基板から山形カシオで製造。品質管理を徹底するこだわりぶりで、妥協なし。
この山形カシオは、カシオの全世界の工場を統括する中枢で、最先端の生産環境を有するマザーファクトリー。
ここでキーや液晶の動作、筐体の外観など、フラッグシップ品質基準に達しているかを技術者が入念にチェックし、シリアルナンバーをレーザー刻印して、出荷されている。
カシオ木村先生、まずはボディからその魅力を教えてくれた。
カシオプレミアム電卓「S100」シリーズは、アルミニウム合金から丹念に削り出したボディで、上品にキラリと光る硬質感。
また、ボディ外周にはダイヤカット加工を施し、エッジがこれまたキラリと光る。
そして、「一般的なモデルと比べるとしっかりとその“差”がわかるのが、液晶部分」とカシオ木村先生。
たしかに、業界初の低反射&高コントラスト液晶で、さまざまな光源下でも数字や情報を鮮明に表示している。
液晶の文字色は、万年筆のインクをイメージした品のある紺を採用し、見やすいのはもちろん、顧客と商談するさいには相手に抜群の好印象を、これなら与えられる。
そして、「ボディへの映り込みにも注目してみて」とカシオ木村先生。
右が一般的な電卓に対し、カシオプレミアム電卓「S100」シリーズは外部の景色や光が映り込んでない。こうした細かなつくりも、同シリーズのアドバンテージだ。
カシオ木村先生は「キーひとつひとつにもこだわって突き詰めてる」と。
キーにはパソコンのキーボードなどにも採用されているパンタグラフ構造を採用し、カチカチっと心地よく安定感のあるキー操作とスタイリッシュな薄型デザインを両立。
また、隣接するキーとキーの間隔を設けたアイソレーションキーを採用し、打ちやすく心地よいタッチ感を実現。これ実際に叩いてみるとほんとに気持ちいい。
正確な早打ちを可能にする3キーロールオーバーを採用しているということで、プロの速攻入力でキーから指を離す前に押しはじめても、次の次のキーまでしっかり認識してくれるというから驚く。
そしてキーひとつひとつをよくみると、キーの形状が異なるのがわかる。これ、人間工学にもとづき、キーのカタチを指の動きに合わせて配列ごとに変えているんだって。
で、冒頭の疑問をカシオ木村先生に聞いてみた。「誰が買うの」「売れてるの?」。
実は、金融機関や経理・財務・簿記の担当者や、高額取引の商談が日常的にある営業担当、建築士、ディーラー担当などが、このカシオプレミアム電卓「S100」シリーズを手に入れて商談・プレゼンテーションに挑むという。
そして税理士や会計士などへの就任祝いや、就職祝いのギフトとしても、このカシオプレミアム電卓「S100」シリーズが選ばれるとか。
さらに、3月31日までは「S100X / S100NB デビュー記念 刻印サービス無料キャンペーン」もやってるというから、手に入れるならいまかも。
◆カシオプレミアム電卓「S100」シリーズ
https://web.casio.jp/dentaku/sp/s100/