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10月7日は、「カセットこんろとボンベの日」。
なぜ、10.7がカセットこんろとボンベの日かというと、製造から10年以上経過しているカセットこんろ、製造から7年以上経過しているカセットボンベは、経年劣化により古くなっていくにつれて、ガス漏れなどの事故が発生するリスクがあるから。
10年と7年を節目にカセットこんろとカセットボンベを見直そうということで、10月7日を「カセットこんろとボンベの日」にしたという。
そこできょう10月7日、自宅や仕事場、地域の集会所や店舗・宿泊施設などに、使用期限を超えたカセットこんろ・カセットボンベがあったら、これらを確認・更新すべく、日本ガス石油機器工業会はこう啓発している。
カセットこんろは製造後10年を過ぎたら買い替えを!
カセットボンベは製造後7年以内に使い切りを!
―――こうした買い替え・使い切りを、無駄なく効率よく実行できる日本ガス石油機器工業会のナイスなアイデアが……。
10月7日に家にある食品・材料で「防災鍋」をつくる。
まず、自宅や仕事場、集会場、避難所などに眠っているカセットこんろとボンベをチェック。
カセットこんろは本体側面に貼られている銘板シールで、カセットボンベは缶底の数字で製造年を確認する。
そして電気・ガス・水道がストップしてしまったという想定で、「そのときにある材料・停電した冷蔵庫の材料で食事をつくる」「湯煎で調理をする」「お米を炊く」など、カセットこんろ・カセットボンベを使って「防災鍋」をつくる。
こうした防災鍋のつくり方などは、日本ガス石油機器工業会 公式サイトで詳しく紹介しているから、要チェック。
https://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/gasu_cassette/kinenbi/index.html
また、高荷智也 防災アドバイザー「そなえるTV」でも、「カセットこんろとボンベの活用」をテーマに、カセットこんろ、カセットボンベの正しい使用方法、使用期限、備蓄方法、活用方法から関連した法律まで、カセットこんろ、カセットボンベの役立つ知識を、こう解説している。
「災害や停電に対する「インフラ停止対策」は大切な備えであり、その最重要アイテムのひとつが「カセットこんろ」と「カセットボンベ」です。これが存在するだけで非常時の生活水準が大きく向上する、必ず用意したいアイテムです。
しかし、正しい使い方を知らないと、非常時にうまく活用することはできません。今回の「カセットこんろとボンベの日」動画を通じて、平時にも非常時にも大活躍するカセットこんろとカセットボンベ活用のポイントを、ぜひ学んでください」(高荷智也 防災アドバイザー)
日本ガス石油機器工業会は2023年9月、カセットこんろの実態を調査。
その結果、「無目的または防災備蓄目的でこんろボンベは持っているが日常ではまったく使わない」と答えた人が合計で33.6%存在し、多くの人がカセットこんろの使用に慣れていないと推測している。
また、カセットボンベをどの程度持っているかの質問では「1~3本」(63.6%)が大半で、政府が推奨する備蓄水準には不足していた。
保管場所については、「キッチン・ダイニング・リビング周り」以外の日常生活でかんたんに取り出せない場所に保管されている人が約4割。
このように多くの人々の生活で、いざ被災したときにすぐに役立てられるかどうかわからない実態が浮かび上がった。
さらに、「カセットこんろもボンベも、古くなったら交換が必要だと認識している」(44.7%)が半数に届かず、日本ガス石油機器工業会では「カセットこんろとボンベの日」を通して、より多くの人にカセットこんろ、カセットボンベの正しい使用方法、使用期限について知ってほしいと訴えている。