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高校生・大学生・専門学校生と、東京・京都のトップシェフがいっしょに海の未来を考え、キックオフ交流会、オンライン講座、産地フィールドワーク、レストラン研修、ポップアップレストランと3か月の無料プログラムがいよいよ始まる―――。
それが、THE BLUE CAMP(ザ ブルー キャンプ)。
このTHE BLUE CAMP(ザ ブルー キャンプ)の3か月無料プログラムに挑む学生の募集が、きょう5月8日からスタートしたってことで、ここでスケジュールや開催背景などを詳しくチェックしていこう。
まずは THE BLUE CAMP プログラムの全体スケジュールから。
参加者やシェフ、プログラム全体をサポートするコーディネーターなどが、東京・京都の両エリアで一同に集まり、シェフが(シェフといっしょに)つくる料理を囲み、プログラムの決起を。
海と漁業、水産資源の持続可能性、食文化、レストラン経営などをオンラインで学ぶ全7回の講座。
各2時間、東京・京都で同時開催。
第1回:5/29(月)日本の海と漁業の現状
第2回:6/1(木)レストランとは何か
第3回:6/8(木)水産改革と持続可能な漁業
第4回:6/15(木)飲食店経営とキッチン・サービスオペレーション
第5回:6/19(月)海の今と向き合う漁業者の声
第6回:6/22(木)食材調達の在り方と社会におけるレストランの役割
第7回:7/6(木) 水産流通と課題
水産物の生産現場を訪ね、漁やセリを体験し、関係者との対話を通じて学ぶ、濃厚な2日間。
東京:6月10日(土)・11日(日)富戸港(静岡県伊東市)、長井港(神奈川県横須賀市)
京都:7月7日(金)・8日(土)明石浦港(兵庫県明石市)
東京・京都それぞれのトップシェフのレストランにて実技研修。作り手と食べ手が集うレストランという場所で、本格的な体験を実施。
東京:7月2日(日)、8日(土)、9日(日)、8月2日(水)、3日(木)、5日(土)
場所:sincere(シンシア/北参道)
京都:6月11日(日)、7月23日(日)、8月7日(月)、8日(火)
場所:cenci(チェンチ/神宮丸太町)
東京:8月11日(金)~16日(水)ランチタイム、20〜30席使用
場所:東京大学駒場第二キャンパス 食堂コマニ
京都:8月14日(月)~19日(土)ランチタイム、20〜30席使用
場所:京都 京都信用金庫 QUESTION DAIDOKORO
シンシア(東京都渋谷区)石井真介(ミシュラン1つ星)
モトイ(京都府京都市)前田元(ミシュラン1つ星)
チェンチ(京都府京都市)坂本健(ミシュラン1つ星/”Asia’s 50 Best Restaurants 2023″32位)
ノーコード(東京都港区)米澤文雄(ミシュラン1つ星(前店)/RED-U35 ゴールドエッグ)
CITABRIA 石田聡 代表取締役
千葉県船橋市漁協所属 大傳丸 大野和彦 代表
Chefs for the Blue 佐々木ひろこ 代表
水産庁資源管理部 管理調整課 資源管理推進室 松島博英 課長補佐
京都府宮津漁協所属 第六恵比寿丸 村上純矢 漁師
No Code 米澤文雄 オーナーシェフ
……そのほか、流通事業者など数名予定
◆高校生、大学生、専門学校生以下(該当すれば年齢不問)。学んでいる領域(大学生なら学部、専門学校生なら専門分野、高校生なら普通科や水産科など)は問いません。
◆海と食の問題を考え、行動することで日本を変えることに興味がある。
◆プログラムの全回に出席が可能。オンライン講義の部分のみ、記録映像の視聴も可能性あり。対話型のクラスで全回参加を強く推奨し、学校行事など含め相談を。
◆さまざまな領域を学ぶ仲間とチームを組み、互いに意見を交わしリスペクトしあいながら3か月間走り抜く意思がある。
◆食いしん坊である(グルメである必要なし)。
THE BLUE CAMP プログラムは、日本財団「海と日本プロジェクト」による助成金と多くの人たちからのクラウドファンディングにより成立。
東京・京都で両地最大8名、海の学びとトップシェフのサポートによるポップアップレスト ラン運営という、エキサイティングな体験を楽しんでみて。
5月8日(月)~17日(水日)エントリー受付
5月10日(火)・13日(土)募集説明会(zoom使用 10日は20〜21時、13日は10〜11時)
5月13日(土)~18日(木)書類選考
5月14日(日)~25日(木)オンライン面談
5月26日(金)合格通知
応募フォームはこちら↓↓↓
https://thebluecamp.jp/
日本は、海に囲まれた島国という立地から、古くより魚介を使った料理が豊富で、世界でも有数の魚介の消費量が多い国。
ただ、水産資源にはもちろん限りがあり、2019年の漁業・養殖業生産量は416万トンと、ピークとなった1984年の1,282万トンと比べ、この35年で1/3以下に。
令和元年版「水産白書」によると、日本周辺水域の資源評価対象魚、50種84系群のうち、49%が資源水準「低位」となり、SDGsの17のゴールのなかでも、最新 Sustainable Development Report 2021 で指摘された日本の深刻な課題のひとつが 14番「海の豊かさを守ろう」。
海の現状を見つめなおし、環境の再生と資源の適切な管理をすすめ、今後海を社会全体で支えていくためには、水産サプライチェーンのさまざまなポイントで知識と経験を得た人材が育まれ、コレクティブインパクトのもと、クリエイティブに課題を解決していく必要がある。
こうした背景のなかで、THE BLUE CAMP では、水産サプライチェーンの多くのステークホルダーとつながれるレストランという特別な場を利用し、未来を担う次世代の若者に、海や漁業の現状や持続可能性について学びや行動の機会を提供し、将来、海や水産物に関わるさまざまな分野で活躍できる人材の種を育てそのコミュニティをつくる事業として展開・実施。
今回は、東京と京都の2つの場所を中心に、高校生・大学生・専門学校生 合計最大16名を募集し、3か月のプログラムを実施することにした。