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まず、TOEICの試験時間は全体で下記のようになっています。
13:00 | 試験開始・リスニング問題スタート |
13:45 | リスニング問題終了・リーディング問題スタート |
15:02 | 試験終了 |
最初の45分でリスニング問題がスタートしますが、ここでは時間配分はなく再生される英語音声に沿って100問のリスニングパートの問題を解いていきます。なので大事なのは、リーディングパートの時間配分ということになります。13:45にリスニング問題が終了してから75分をどのように使うかでTOEIC全体のスコアに大きく影響してきます。
リーディングパートもリスニングと同様に100問あり、パート5〜7で構成されています。
パート5 | 短文穴埋め問題 | 40問 |
パート6 | 長文穴埋め問題 | 12問 |
パート7 | 読解問題 ・1つの文書 ・2つの文書 | 28問 20問 |
パート5はいわゆる文法問題なので、問題数は多いですが分からないものは飛ばして次に行ってしまいましょう。パート6は問題数も長文も短めなのでそこまで苦戦はしないでしょう。問題はパート7です。
ご覧の通り、パート7の問題数が最も多く、スコアアップのために欠かせないパートということになります。TOEICでハイスコア(800点以上〜)を取るためには、このパート7でいかに得点できるかが重要です。逆に言えば、スコアがいまいち伸びない人の多くはこのパート7がいつまでも解ききれないためスコアが伸びないのです。
パート7はとにかく長文が多く、3〜5問ほどの問題についてかなりの量の英文を読んで理解しなければいけません。そして問題も「正しくないものを選べ」や「本文の意味に当てはまるものを選べ」などしっかり読み込まないと判別できないような問題も多いため、ただ流し読みをしているだけでは落とし穴にはまってしまうのもやっかいなところ。
実はパート7の長文はTOEIC900点以上を取れる人でもうっかりすると最後まで終われない、というくらいの問題なのです。このパート7がいかにTOEIC全体のスコアに影響するか、お分かりいただけたでしょうか。
さて、ではどう時間配分をしていけば高スコアに結びつきやすいのか見て行きましょう。基本的におすすめな時間配分は、こんな具合です!
解く順番 | パート | 時間配分 |
1 | パート7 | 50分 |
2 | パート6 | 10分 |
3 | パート5 | 15分 |
ご覧の通り、ポイントは最もやっかいなパート7から解き始めることです。その理由は3つあり、
まず、パート7は長文1つに対して問題が3〜5問あります。パート5であれば1問分からなければ1問落とすだけで済みますが、パート7は1つ長文に手がつかないだけで失点が大きいのです。なので、まず最初にパート7から始めるのがおすすめです。また、長文の難易度もちゃんと読めば理解できるものが多いので、時間をかけた分だけスコアにつながりやすいのも特徴。そして問題数が多く、スコア配分も最も多くあるであろうと推測されるためです(公式には得点配分は発表されていないので推測ですが)。
そしてパート5は文法問題なので、ここはサクサク解いてしまいましょう。あまり考えても知らない単語であったり文法知識であると考えても無駄になることが多いので、考えこむだけ時間がもったいないです。その時間はじっくり読めば得点できるパート7に取っておきましょう。
本番前に時間配分をしっかり決めていても、いざ本番が始まるとつい「この問題あとちょっとで解けそう…!」とズルズル問題を解いてしまい、最終的に時間が足りずマークシートを適当に塗りつぶす、ということになりがちです。
TOEICでとても大事な心構えは、あらかじめ決めた時間配分で解き終えられなかったとしても鉄の意志で次に行くことです。そうしなければ、他のパートに大きく影響して結果としてスコアが伸びにくくなります。あとちょっと、が繰り返されるとあっという間に回答時間は終わってしまいます。全体でスコアを取れれば良いのだと割りきって、自分で決めた時間配分はしっかり本番中もチェックして守るようにしましょう。