ミシガン州立大学の研究チームが、これまで不可能と考えられていた完全に透明な太陽光発電パネルを開発しました。



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これまでにも透明な太陽光パネルはいくつか存在しましたが、透明なのが一部分だけだったり、色がついていたりと、完全なものとは呼べませんでした。しかし、今回開発されたパネルは、普通のガラスと見分けが付かないほどの透明度を実現しているとのことです。


太陽光発電は光の粒子を吸収して電気エネルギーへと変えているため、完全に透明な発電パネルでは光さえ透過してしまい粒子をキャッチすることができず発電は不可能だと考えられていました。



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そこで研究チームは粒子を吸収するかわりに、有機塩を利用して紫外線を吸収し赤外線を放出するような特殊技術を開発しました。赤外線はパネルの端へ誘導され、そこで従来の方法で電気エネルギーに変換されるという仕組みです。


動画では、実際にこの透明な太陽光発電パネルが動作する様子を見ることができます。





https://www.youtube.com/watch?v=qMhdpWMDp04


The Future is Clear


この技術は窓やガラスパネル、ビルなどを太陽光発電に有効活用することを期待されています。

例えばスマートフォンの液晶ガラスにこの技術を利用すれば、バッテリーを気にすることもなくなるかもしれませんね。


参照:FULLY TRANSPARENT SOLAR CELL COULD MAKE EVERY WINDOW IN YOUR HOUSE A POWER SOURCE


情報提供元: CuRAZY