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コロナ禍の開催ということもあり、賛否両論渦巻く「東京オリンピック・パラリンピック」になっております。そんなオリ・パラにおいて今まで大きな話題になっていなかったのですが、大会期間中は首都高速(都内)の利用料金が通常料金に一律1,000円が上乗せされることになっているのです。実は既に7月19日から徴収が始まっており、その影響で「一般道」が大渋滞していると話題になっています。

オリ・パラ無観客でも「首都高」利用料金1,000円上乗せ

意外と知らなかったという方も多いのではないでしょうか。オリ・パラの開催期間中、首都高速の利用料に一律1,000円が上乗せされ、利用者からは戸惑いの声が出ています。筆者も「埼玉・三郷~東京・平井」を月に数回利用するのですが、ETC料金670円のところが1,670円に!ETCじゃなければ2,320円ですよ、たった15km程度の距離なのに・・・

対象期間 7月19日から8月9日と、8月24日から9月5日
対象時間 6時~22時
上記内で首都高速(都内)を通過する場合は一律1,000円上乗せ
0時~4時は通常料金の50%引き
通常料金は22時~0時、4時~6時の4時間のみ
対象はマイカー利用の普通車・軽自動車・二輪車

こちらは2019年8月、コロナ禍の前には決定していたことになりますが、無観客になっても一度決めたことを変更することは容易ではないようです。

参考:日本経済新聞「五輪中の首都高、1000円値上げ決定へ」

首都高の「上乗せ」で一般道が大渋滞!

当然ながら首都高は空いているものの、その分一般道に自動車が流れ込むこととなります。また、東京オリンピック専用レーンを走ると「違反」にあたるということで、更なる渋滞を生む原因になっています。

普段から都内の一般道は混雑気味ではあるものの、やはり異常と感じている方は多かったようです。首都高を避けようとして、一般道だけでなく「東京外環自動車道」も激混み状態だったとか。首都高も外環も筆者の生活に必要な道路なので、これは仕事にもプライベートにも支障が出そう・・・

「深夜は外出するな」ということで店舗の営業を制限しているにも関わらず、深夜に動いてもらおうと0時~4時だけ利用料を50%オフにするという謎の料金体系。これは矛盾と取られても仕方のない施策ではないでしょうか。

コロナ禍の開催となった東京2020オリンピック・パラリンピック。開催が決まった以上は選手の皆様には全力で頑張っていただきたいものですが、一般の方の生活に支障が出るような施策は出来るだけ避けていただきたいというのが本音。「誰のため」のオリ・パラなのか、本当に気になるところです。

そういえば「オリンピック・パラリンピック」の運行スタッフの求人がたくさん出ていましたが、実際のところ「活躍の場」はあるのでしょうか。ボランティアの辞退も相次いでいるようですが、やるからには大会の成功を願っております。

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情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 オリンピック・パラリンピック期間中、首都高の通行料一律1,000円上乗せ!一般道が大渋滞だと話題に