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羊毛フェルトとは、羊毛を特殊な針でつつき、繊維を絡めながら好きな形に成形できる手芸の一種。ふわふわとした質感を活かして人形やマスコットを作ったりします。アイディア次第で色々な作品を制作できるのも魅力。そんな羊毛フェルトですが、Twitterにて、royal_damper(@DamperRoyal)さんがご投稿した羊毛フェルトで制作された「クモさん」が注目を集めています。今回は制作者にお話を伺いました。
#こういうの好きだよって人RT
羊毛で作った! pic.twitter.com/NWsyI3344i — royal_damper@デザフェス両日F-254 (@DamperRoyal) December 14, 2022
「羊毛で作ったクモ」という一言と共に、クモの作品が掲載されたツイートを発見しました!それぞれデザインも違い、命を宿したかのようなリアルさもありつつ、羊毛のフワモコ感もほっこりとしたキュートさもありますね。
ツイートのリプ欄には、「つぶらな目、ぴょんぴょんした挙動、丸っこいコンパクトなフォルム― ハエトリグモ、最高です。」「すばらしい! ほぼ本物に見える」「めっちゃ可愛い」などの声が寄せられ、クモさんの作品に多くの方が魅了されています。
制作者のroyal_damper(@DamperRoyal)さんにお話を伺いました。royal_damperさんは、羊毛フェルト作家歴は5年になるそうです。
■羊毛で蜘蛛を作ろうと思われたきっかけ、また、好きなクモは?
ーー作品作りを始めた当初は、他の羊毛フェルト作家さんのお手伝いをしてました。そちらでは、ぱんだをモチーフとした作品に関わっていました。ある程度技術が向上してきたので、自分の好きなジャンルの生き物昆虫を作ってみようと思い、蜘蛛をつくってみたら、羊毛と相性が良かったのでそのままクモづくりにハマってしまいましたね。
私は特にハエトリグモが好きです。ハエトリグモは、家の中でよく見かけられる比較的身近なクモです。特徴はぴょんと跳ねるところと、大きな目で良く見ると可愛らしい顔をしていますよ。
■作品のサイズ・一つあたりの制作時間・今まで何種類ほど制作してきたのか教えてください
ーー作品のサイズは、縦×横50mm×50mmです。 制作時間は一体4時間ほどかかります。 作品数、蜘蛛の種でいうと50種くらいは制作しています。
■制作でこだわられているところを教えてください
ーークモはとにかく脚が8本と多いので、脚づくりに時間がかかりますね。多少デフォルメしているところもありますが、出来る限りリアルにこだわってつくっております。脚に針金が入れてあり、クモならではの動きを表現できるようにしています。特にハエトリグモは仕草が可愛らしいので、仕草も再現して可愛さを表現しています。
■反響について
ーー蜘蛛というと苦手な方が多い印象ですが、それにもかかわらずこれだけ沢山のいいねとRTもらえてとても嬉しく、ありがたいことです。羊毛フェルト作品の制作意欲のモチベーションが上がります。
最後に今後作ってみたい作品は?と質問したところ「他の虫も作ってみたいですが、今のところは色んな種類のクモを増やしていきたいですね。また完成した作品を多くの方に見ていただきたいです。」と語られていたroyal_damperさん。新作は一体どのような作品が作りだされるのでしょうか?お目にかかれる日を今から心待ちにしています。
クモといえば、プリングスのパッケージに描かれているあのおじさんにそっくり過ぎるクモが実在していて、見た目が衝撃的ですよ!
取材協力:royal_damper(@DamperRoyal)