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梅雨が明けて夏本番となり、夏バテや熱中症が心配になる日々が始まりました。エアコンがガンガン効いた部屋で冷たい飲み物を飲んで涼みたいという気持ちは誰でももっていると思うのですが、頭の中のどこかに電気料金のことも浮かんできます。省エネを考えると扇風機の利用が考えられますが、「扇風機からは、なまぬるい風が流れてくるばかりでエアコンのかわりにはならない。」なんて考えていませんか。今回はそんな考え方をひっくり返してしまう扇風機の省エネライフハックをご紹介しましょう。
冷蔵庫の中には、スイーツなどを購入したときにつけてもらった保冷剤がたくさん入っていたりしませんか。冷蔵庫に入れておくだけなんて、とてももったいないとおもいませんか。今回は、保冷剤を扇風機につけると、扇風機から冷風が流れてくるというライフハックをご紹介しましょう。
扇風機の後方に保冷剤を置いてみました。そのまま置くと落っこちてしまうので、かごのような入れ物を準備してください。かごにはタオルなどを敷いてください。
準備が完了したら扇風機のスイッチを入れましょう。
7時50分、室内の温度は30.4℃で、扇風機のスイッチを入れました。このあとの気温の変化を見ていきましょう。
扇風機のスイッチを入れてしばらくは気温に大きな変化はありませんでしたが、徐々に気温が下がり、8時03分には29.0℃になりました。
一度気温が下がり始めると、どんどん下がっていきます。
およそ1分で、温度が1℃下がりました。保冷剤を使うことによって、扇風機から流れてくる風が冷たくなるというのは本当でした。
扇風機のスイッチを入れる前の温度は30.4℃でしたが、およそ15分後には27.6℃まで下がったことになります。そろそろこのあたりの温度に落ち着いてきたようです。温度計で表示されている温度は27.6℃ですが、体感温度はもっと低いような気がします。
ここで扇風機のスイッチを切って、扇風機を使わない実際の温度を確かめてみましょう。
扇風機のスイッチを切って、しばらくの間、温度の変化見てみました。温度は徐々に上がり、この時点での温度は31.3℃です。扇風機と保冷剤の効果は大きいと思われます。
残念ながら保冷剤がない...というときには、ペットボトルの中に水を入れて凍らせると、保冷剤と同様に使うことができます。
保冷剤もペットボトルもないという時には、どこの家庭にもあるタオルや手拭いで解決できます。濡らしたタオルや手拭いを写真のように、扇風機の後方全体にかけると良いのです。
ただし、タオルは乾きやすいので、こまめに取り替えてください。
保冷剤やペットボトル、タオルは扇風機の後方に置いてください。前方に置くよりも高い効果を得られます。扇風機は空気を後ろ側から集めて前方に拡散するためです。
保冷剤が融けて水分が蒸発するときに空気中の熱が冷やされて涼しくなるのですが、このとき、保冷剤の周りには水滴が付きます。この水滴が扇風機についてしまったり、床に落ちてしまうことを防ぐためにタオルを用意してください。
保冷剤は、熱を奪われることにより通常よりもはやく融けるのでいくつか余分に準備しておきましょう。
扇風機の風を冷たいと感じるまでには少しだけ時間が必要ですが、その後は快適な時間を過ごすことができます。温度計では27.6℃という表示になっていましたが、体感温度はそれよりも低いように思いました。扇風機に保冷剤という省エネライフハックを一度試してみませんか。
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