- 週間ランキング
いつも我々日本人が何気なく使う日本語。母国語なので喋れたりスラスラと書けたりするのはあたりまえですが、本当に正しく全てを理解しているか、と問われたら全く自信が無いくらいに奥の深い言語です。そんな日本語ですからもちろん外国の方には非常に厄介で難しい言語として捉えられるようです。
例えば、「何でもないよ」という言葉は日本人なら日頃から使い続ける言葉の一つだが、その言葉を引き出すための質問や、口に出した本人が使っているシーンによっても全く意味は異なってくる。そういった言葉が日本語には多いのだ。
だいじょうぶ は ネパールじんにぜんぜんだいじょうぶじゃない
しゃかいじんとおなじぜんぜんわからないにほんごになった...
pic.twitter.com/2UlIY4mAv0 — 本格ネパール・インド料理サラムナマステ
(@salamnamaste01) July 25, 2020
「大丈夫です」も同様に非常に意味の多い言葉だ。OKという意味で使われることもあれば、「結構です」的な言葉として扱われることもある。これも質問に対するニュアンスだけで受け取らなければいけないため、外国から来た方には非常に難しく映るようだ。
want or can でちがうのかな〜?と思いました
①Do you want more?→(No)
②Can you eat spicy food?→(Yes)
③Can you eat a big naan?→(Yes)
④It’s big, but can you eat it?→(Yes)でもみんなむずかしいからYes or Noがいいですね
— ミ (@mskhby) July 25, 2020
ハッキリ言わないというのが日本人の奥ゆかしさでもあり、悪いところとしても捉えられる特徴の一つなのですが、こういった「相手を気遣いつつ、断るにも便利な言葉」というモノはかなりわかりにくい。流石にわかりにくいというのは日本人でも思うレベルです。
質問の言い方の問題もありますね。
・ナンのおかわり要りますか?
・カレーは辛口、中辛ありますがどれにしますか?(例え)
・ナンのサイズ選べますが大中小容赦ない巨大ナンのどれにしますか?
・巨大ナンのおかわりで良いですか?サイズ変えますか?
お客様自身が明確に言うように仕向ける質問で解決— Taeko Yano (@taeko_yano) July 25, 2020
これくらいにはっきりしている方が、外国の方には伝わりやすいんでしょうね。
日本語はとにかく難しく、最低限習得するにもかなりの時間を要します。そもそも同じ日本人でも奥が深すぎてわからない言葉もあるくらいですから、外国の方との会話では曖昧な言葉は避けた方が親切かもしれませんね。
画像掲載元:いらすとや、写真AC