限界都市という言葉をご存知でしょうか。高齢化や人口減などにより将来的に都市として継続することが不可能といわれている都市(規模が小さい場合は限界集落とも)のことで、人口減少に歯止めがかからない都市ということ。その限界都市として知られる茨城県日立市は、2020年から2022年のたった2年間で人口が3%近く減るという状況……なんとその地に「無印良品」が新規オープンしました。

茨城県・日立駅前に大型商業施設「ヒタチエ」OPEN!

2023年4月8日、イトーヨーカドー日立店の跡地に大型商業施設「ヒタチエ」がオープンしました。まだテナントが入りきっていない状態ではあるものの、目玉である「無印良品」がオープン!地下には「コープ」も入っています。

場所はJR常磐線日立駅から徒歩2分ほど。名称である「ヒタチエ」は渋谷のあそこからだと思いますが「サクラなんとか」みたいなので失敗することが多いので、短くてわかりやすいネーミングは個人的には好きです。賛否両論ありそうですけれど。

参考:ヒタチエ

オープン初日、ヒタチエへ

イトーヨーカドー閉店後100円ショップSeriaや、丸善(書店)は入っていたのですが、足を運ぶことはあまりありませんでした。

平日の昼間、普段なら立体駐車場の1階に楽に停められるほど過疎っていたのですが……さすがに無印良品のオープン日、6階までギッシリ!

2023年4月28日現在の店舗MAPはこちら。元イトーヨーカドーの店舗としては寂しく感じますが……。

実はこれからテナントがどんどん増えていくということでした。

おもちゃ屋さんに、大型リユースショップ……どんな店舗が入るのか楽しみ!

以前はイトーヨーカドーの食品売り場だった地下に「CO-OP」が入りました。このあたりはお年寄りが多く住んでいるので、食料品が買えるお店が出来たのは朗報でしょう。(徒歩20分圏内では、ローソンとNewDaysしか食品を買えるお店がない状態でした)

「無印良品」平日の昼下がりに激混み!

海にほど近い美しい駅として、テレビでも紹介されている日立駅。日立製作所日立工場の最寄りでもあるのですが、駅周辺はヨーカドーの撤退も手伝ってすっかり寂しくなりました。そんな中誕生した、無印良品。

一般的な大きさのヨーカドーだった建屋。1階の8割以上が無印良品となっています!とにかく大きい!

見渡す限り店舗……無印は行きなれている筆者ですが、ここまでの大型店舗はあまり無いような気がします。茨城県内に限っていえば、間違いなく最大級。

地場産野菜があったり食料品が異常に多いなど、地域に特化した売り場となっているようです。

スープ類だけでもとんでもない数が用意されていました。

レジに並んでいた人を数えたのですが、なんとその数55人!店内にはその数倍の人がいるはず。イトーヨーカドー閉店時の賑わいが戻ってきたような気がします。お客さんの7割がおそらく還暦超えの無印というのも悪くはないですね。

ただし、お店は賑わっていましたが周辺は閑古鳥……ここにまで人が戻っていて、ようやく復活に向けての第一歩という気がします。たくさんの人で溢れている無印良品を見て、なんとなくホッとした気持ちになったのは私だけではないはず。

source:無印良品

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 限界都市に無印良品がオープン!ヨーカドー跡地で勝負をかけた初日は……