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お餅の食べ方は人それぞれ。醤油、海苔、きなこ、ずんだ、納豆、あんこ……たくさん食べ方はあるものの「わさび」を付けて食べる人は少数だと思われます。そんなお餅とわさびに関して、人気番組「探偵!ナイトスクープ」で「お餅にわさびをまぜると甘く感なる」ということを検証されていました。検証は無事成功、ハライチ澤部さんは「わさびが甘いっ!」とおっしゃっていたのですが……。
先日放送された朝日放送系の人気番組「探偵!ナイトスクープ」の小ネタで、ハライチ澤部さんが「餅にわさびで甘くなる!?」というタレコミを検証、無事に「甘い!」ということで成功されていました。
しかし、餅つき機で作ったつきたての餅に、おろし金でおろした本わさびを投入という一般的にはレアな状況での検証。それならば、市販の餅にチューブのわさびを乗せてレンチンしたらどうなるのでしょうか。
そんなことを考えていたら、エスビー食品さんのホームページに「加熱すると辛味が飛ぶ」という情報がありました。せっかくなので、ホームページで紹介されている「S&B本生本わさび」を使用して実験してみましょう。
わさびのツーンと鼻に抜けるような辛みは、
揮発性(加熱すると辛みが飛ぶ)のため、
加熱前に加えて辛みをとばすことによって、
わさびの香りをより楽しむことができます。
引用:S&B食品「わさびは加熱すると辛味がまろやかになる」
取り急ぎ、普通のお餅と「S&B本生本わさび」を用意。
レンチンする前に、お餅にたっぷりとチューブわさびを乗せておきます。ちなみに一口だけそのまま舐めてみたのですが、脳天にしびれがくるレベルの辛さでした。ほぼ罰ゲームってレベルの辛さ。
600Wでレンチン1分です。
おお!なんというか「ずんだ餅」のような見た目で、なんか美味しそう。香りはわさびなのですが、ツーンと来る感じではありません。もしかして、これはイケるのでは……?
では、ずんだ餅だと言い聞かせつつ「わさび餅」を食べてみます。……辛っぅぅぅぅ!!あーダメ、目と前頭葉にくる!!こめかみと鼻にもきて、涙が止まらない。これ、ただ大量にわさび乗せた餅だ、マジ無理。
次に600Wで1分加熱(計2分)したところ、わさびの色が薄くなったように感じます。これなら……いやっ、ちょっ、ダメダメ、やっべぇ!辛いままじゃん、こんなの!鼻水が止まんねえ!!
あまりの辛さに牛乳をがぶ飲みしたのですが、驚くほど口の中から辛味が消えました。(※あくまで個人の感想です)
ありがとう牛乳、助かったよ牛乳。
そして600Wでさらに1分加熱(計3分)したみたら、お餅のやらかいとこが消えて「かき餅」のようにサクサク食感に。一口食べてみると、これが尋常じゃなくウマい!辛味が消えてわさびの風味だけが残り、軽~いサクサク食感になったお餅は本当に美味しい「おかき」といったところ。
手で割ってみたのですが、中までしっかりと「かき餅」っぽくサクサクになっていました。これは油で揚げるよりもヘルシーだし、本気で美味かったので試してみてはいかがでしょうか。わさびの風味がほんのり効いたスナック、意外な副産物でした。
餅にチューブわさび(S&B本生本わさび)を乗せてレンチンしたら甘くなるかというと……
・600Wで2分くらいまでは辛味がモロに残る
・どうやっても「甘く」なりそうにない
・600Wでお餅を3分加熱したら、わさびの辛味が減って美味しい
・餅をレンチンしてたら、3分でほぼおかきみたいになった
チューブわさびだと、辛味が飛んでも甘くなるわけではなさそうです。
加熱して辛味が飛ぶならお餅は関係ないような気がしたのですが、とりあえずレンチンしてみることに。
注意!わさび単品はレンチン禁止!
わさびって、めちゃくちゃ焦げやすいんですね。わずか20秒で焦げてしまう事態になりました……っていうか、わさびをレンチンすると焦げるということに初めて気づきました。しつこいようですが、わさびのレンチンは自己責任で!
実際に焦げたわさび付近をちょっとだけ食べてみたのですが、意外にも辛味が少なくなった上に香ばしい味に。進んで食べようとは思いませんが、ちょっとしょっぱい上に香ばしくてわさびの風味も感じられました。
わさび単品ではレンチンしないこと!
あっという間に焦げるので、大切なお皿や容器を守るという意味でも「わさび単品」でのレンチンはしないようにしてくださいね。
検証をしてみて、お餅とわさびを合わせたところでメリットは皆無だと感じました。お餅にわさびということであれば、わさび醤油で食べたほうが確実に美味しいのでお試しください。わさびの食べ過ぎで、鼻の中と舌が痛くなってきたのでこれで失礼します。ごちそうさまでした。
世の中には「わさび」を使用した商品がたくさんありますが、筆者が一番好きなのはダントツで「たこわさ」です。箸の先に乗っけて、チビチビと食べるのがウマいんですよね。
source:S&B食品株式会社
画像掲載元:SS.ナオキ