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社名の由来は各社それぞれあるかと思いますが、あまりにも知名度がたすぎる企業名は、もはやそれが当たり前のようになってしまい、あまり意識をすることが無いのかもしれません。しかし、そんな有名企業も最初は何らかの意図がありその名前にいているはずです。ということで今回意外なこだわりをもった企業名のトリビアを紹介します。
意外に間違いやすいのはあの大手家電量販店「ビックカメラ」です。実は「ビッグカメラ」ではないのです。と言われても何が違うんだと思ったアナタ、よーく文字を見てください。「ビック」と「ビッグ」最後の濁点があるかないか、これはなかなか気づきにくい。
この件に関して、ビックカメラ公式では以下のように記載されております。
「Bic」はバリ島のスラング(俗語)です。「大きい(Big)」の意味を持つ一方、ただ大きいだけでなく中身を伴った大きさ、という意味もあります。「限りなく大きく、限りなく重く、限りなく広く、限りなく純粋に。ただの大きな石ではなく、小さくても光輝くダイヤモンドのような企業になりたい」という希望をこめて、「ビックカメラ」と命名しました。
引用:ビックカメラ公式
限りなく純粋に・・・小さくても光り輝くダイヤモンドのような企業に・・・。なかなか奥の深い理由があるわけですが、他店より安く、価格も「ビッグ」ではないぞという意気込みも感じられます。
最早知らない人はいない、マヨネーズのメーカー「キユーピー」。実は「キューピー」ではないのです。ってこれも「何が違うねん!」と言いたいところですが、よく字を見ると・・・「キュ」ではなく「キユ」であり「ユ」が大文字なのです。
これについて、実は明確な情報は無いものの、NEWSポストセブンの記事に、キユーピーを取材した際に記載されております。
「『ユ』が大文字なのは、デザイン上の理由です。横書きした時にユだけ凹んでしまうのがデザイン的に美しくないから、『ユ』を大きくしたんです」(田中さん)
引用:NEWポストセブン
どうやらデザイン上の問題のようです。それだけかい!と言いたいところですが、実はこの「小文字問題」他の企業も同じように気になって「大文字」にしたところがあるのです。
キユーピーを踏まえると自ずと導かれるこちらの企業名。そうです「キヤノン」なのです。「きやのん」というと何となく、昔ながら言い方のように聞こえますが、こちらは明確な答えがあります。
なぜ「キャノン」ではなく「キヤノン」にしたかというと、全体の見た目の文字のバランスを考え、きれいに見えるようにしたからなのです。 「キャノン」では、「ャ」の上に空白が出来てしまい、穴が空いたように感じてしまうので、それを避けたのです。
引用:キヤノン
ようはこちらも「キユーピー」と同じくして見た目の問題のようです。どうやら小文字の「ヤ」とか「ユ」はデザイン上嫌われるようです。「ヨ」は今の所見当たらないのですがデザインは大事ですね。
さて、タイトルにもあります「マツダ」。カタカナでかけば違和感はないのですが、英語のスペルは「MATSUDA」ではなく「MAZUDA」。なんと「TU」や「TSU」など馴染みのある「ツ」を使わず「ZU」という変化球。
しかし昔の人だから「ツ」が言えないから(偏見)「ZU」にしたのかな?と思う方も僅かにいるのかもしれませんが、実はとんでもない意味があったのです。
どうして英語表記は「Mazda」になったのか?それは、松田の姓に、アフラ・マズダ−(Ahura Mazda) という西アジアでの人類文明発祥とともに誕生した“叡智・理性・調和の神”の名称を重ねたからなのです。 この神を東西文明と自動車文明のシンボルとして捉え、自動車産業の光明となることを願って名付けられたんですよ。
引用:マツダ公式ブログ
アフラー・マズダーという神の名前由来という衝撃的な事実。「キユーピー」や「キヤノン」など、見た目の問題から、というわけではないようです。
言われなければ気づかないこの社名。全部知っているわ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、今後、オンラインのブレーンストーミングで行われる小話に是非活用ください。
ちなみに、あまり知られていないのですが、当サイト「秒刊SUNDAY」は「秒間SUNDAY」ではございませんのでこれを機に覚えていただけると幸甚です。