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「クソ野郎」と言われて腹が立たない人がいるでしょうか……。れいわ新選組の大石晃子議員がジャーナリストの山口敬之氏に名誉毀損として訴えられていた裁判、異例というか目を疑う判決が出ました。なんと「クソ野郎」は名誉毀損には当たらないというのです……ウソだろ?
れいわ新選組の大石晃子議員が元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏に名誉毀損で訴えられていた件。
「1億円超のスラップ訴訟を伊藤さんに仕掛けた、とことんまで人を暴力で屈服させようとする思い上がったクソ野郎」
これだけではありませんが、今回トレンドになっている「クソ野郎」に関する大石議員の発言は上記のとおり。そのうえで、山口敬之氏の逆転敗訴が決定=「クソ野郎」は侮辱に当たらないということが裁判で証明されてしまいました。
れいわ大石晃子議員の「クソ野郎」ツイートで名誉毀損認めず 元TBS記者が逆転敗訴https://t.co/50EbZO608H
裁判長は、表現がいささか品性を欠くとした上で「クソ」という言葉自体が「クソ忙しい」のように強調の意味などで使われる場合もあるとした。
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 13, 2024
何がすごいって「クソ野郎」発言は問題ないと裁判所が認めたところなんですよ。大石氏の山口敬之氏に対する発言に関して、裁判所が次のように判断するのってあまりに下品すぎます!
「クソ」という言葉自体が「クソ忙しい」のように強調の意味などで使われる場合もあるとした。
元海上保安官の一色正春氏は「世の中には良いクソと悪いクソがあるようで、それを都合よく使い分ければお咎めはないそうです」とポストしていました。
世の中には良いクソと
悪いクソがあるようでそれを都合よく使い分ければ
お咎めはないそうですれいわ大石晃子議員の「クソ野郎」ツイートで名誉毀損認めず 元TBS記者が逆転敗訴 https://t.co/jfoGprjeLD @Sankei_newsより
— 一色正春 (@nipponichi8) March 14, 2024
信じられないことですが、この「クソ野郎」を党の代表がSNSで使用することに「賞賛の声」が上がっているのです。こんな汚い言葉を使う党代表、おそらく与党なら大手マスコミなどから袋叩きにあうことでしょう。
超有名弁護士様の紀藤正樹氏によると、前提に文脈があることを踏まえているからOKだそうです。例えば「犯罪者に対してならクソ野郎と汚く罵っても罪には問われない」ということですね。単純罵倒句が多いX界隈ではダメだという、非常に偏った判決だということは理解できました。
「クソ野郎」と書いて勝訴の事案ですが、この表現にはその前提に文脈があることを踏まえた判決ですので、単純罵倒句が多いX-erはご注意ください。常にOKと言う意味ではありません>東京高裁は13日大石氏に22万円の賠償などを命じた一審判決を取り消し山口敬之氏が逆転敗訴 https://t.co/EtC2oLWwGj
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) March 13, 2024
他人に対して投げつける「クソ野郎」のクソは、クソ忙しいのクソと同じような意味とも取れるという画期的な判決。相手に非がある場合は「文脈に気をつければ」こんなに汚い言葉を投げても問題ないと弁護士様もおっしゃっています……本当にイヤだな、こんな「クソみたいな」世の中。
上級国民と揶揄された山口敬之氏を擁護する気は毛頭ありません、ただ政党の代表が「クソ野郎」とSNSで発信しそれが許されて賞賛する世界……これ、みんなの望んでいる世界なんですかね。