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日本にとって非常に身近な国でありながら、最もミステリアスな国でもあり、まだまだ謎に包まれている要素の多い国である「北朝鮮」。未だにこの現代社会において、民主主義ではなく、金正恩というトップリーダーの基、国が収められているという異常事態ではあるものの、アメリカとの巧みな折衝を行うなど世間を驚かせておりましたが、こちらのニュースもかなり驚くべきものです。
North Korean mum faces GULAG after saving kids from fire instead of Kim pics https://t.co/scV1DEbro1
— The Sun US (@TheSunUS) January 9, 2020
北朝鮮でよく見かける、金正日や金日成の肖像画。これはインテリアとしては最も人気の高いオブジェクトではあるわけですが、ただの人気や流行りではなく、神のように崇める神聖なものでもあり、家の天井近くに飾るのは義務。決してぞんざいに扱うものではありません。それがたとえ、どんな有事の際であってものようです。
海外メディア「TheSun」の報道によりますと、北朝鮮の母親が、肖像画の代わりに子供を火事から救ったという罪で、なんと強制収容所に送られてしまう危機に直面しているという。
母親は、火事になった影響でパニックとなり、あろうことか肖像画ではなく、子供を救うことだけに意識が行ってしまった模様。神聖なる肖像画を燃やしてしまったようです。
母親が取り調べを行っている影響で、子供は病院に行くことも出来ず、治療さえままならない状態だということです。
今回の話は、日本人の我々からすればにわかに信じられないことではありますが、洪水や火事などの際に肖像画を救うということは、ある意味国の英雄として振る舞われることでもあります。
反対に、火事で消失した場合たちまち国の傭人がやってきて取り調べを受けられてしまうわけです。つまり、北朝鮮において肖像画は、命と同じぐらいに大事なものであり、それを守れない国民は、厳しい処罰が下るというのが一般論のようです。
ちなみに、肖像画の角度・位置・順番など厳しい決まりがあるそう。
以前は太陽に着陸したという衝撃的なニュースを報じた北朝鮮
北朝鮮に行く際には是非とも肖像画を大切に扱うようにしたいものです。
掲載元
https://www.thesun.co.uk/news/10705100/north-korea-gulag-save-kids-fire-kim-portraits/
画像:秒刊SUNDAY