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難読漢字は、読み方が表外のものであったりと、通り読み方が難しい漢字のことです。普段見慣れたよく使う漢字なのに、送り仮名が付くと超難読漢字になるものも意外と多くあるものです。今回は、厳選した難読漢字をヒント付きのクイズ形式で出題いたします。ぜひ、頭をやわらかくして、全問正解を目指してチャレンジしてみてくださいね。

【1】荏苒

「荏苒」は何と読む?

【ヒント】荏苒は、なすことのないまま歳月が過ぎるさま・物事が延び延びになるさまをさす言葉です。じ〇〇〇。「じ」から始まる4文字の言葉といえば?

答え:荏苒→じんぜん

荏苒の例文は「荏苒として今日に至る(じんぜんとしてきょうにいたる)」のように使います。荏苒の「荏」の字は送り仮名をつけると、「荏らか(やわらか)」と読み、「苒」の字も「苒らか(やわらか)」と読みます。他にも送り仮名をつけると「苒む(すすむ)」「苒る(しげる)」と読むのであわせて覚えておきましょう。

【2】間う

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「間う」は何と読む?

【ヒント】間うは、隙間からのぞいて様子を見るといった意味があります。う〇〇う。「う」から始まる4文字の言葉といえば?

答え:間う→うかがう

間うは、窺う(うかがう)と同じ意味合いがあります。上記のヒントの他、ちょっとした変化も見逃すまいと、注意深く観察することもさします。

間に送り仮名をつけると、「間か(しずか)」「間かに(ひそかに)」とも読みますよ。

【3】耽る

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「耽る」は何と読む?

【ヒント】耽るは、一つの物事に熱中する・夢中になるといった意味があります。ふ〇る。「ふ」から始まる3文字の言葉といえば?

答え:耽る→ふける

「耽」を使った言葉には、あることにふけり、他を顧みないことをさす「耽溺(たんでき)」、夢中になって書物を読むこと・読みふけることである「耽読(たんどく)」、美を最高の価値と考え、美の世界にひたり陶酔する「耽美(たんび)」などがあります。

【4】劫掠

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「劫掠」は何と読む?

【ヒント】劫掠は、おどして奪い取ること・略奪といった意味があります。ご〇〇〇〇。「ご」から始まる5文字の言葉といえば?

答え:劫掠→ごうりゃく

また、劫掠のそれぞれの漢字に送り仮名をつけると「劫かす(おびやかす)」「劫める(かすめる)」、「掠める(かすめる)」「掠る(かする)」「掠う(さらう)」「掠れる(かすれる)」「掠つ(むちうつ)」と読みますよ。

【5】蓋し

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「蓋し」は何と読む?

【ヒント】蓋しは、物事を確信をもって推定する意を表す・まさしく・たしかにといった意味があります。け〇し。「け」から始まる3文字の言葉といえば?

答え:蓋し→けだし

「蓋し」の詳しい意味は下記の通りです。

1 物事を確信をもって推定する意を表す。まさしく。たしかに。思うに。「蓋しその通りであろう」
2(あとに推量の意味を表す語を伴って)もしかすると。あるいは。
「百もも足らず八十隅坂やそくまさかに手向けせば過ぎにし人に―逢はむかも」〈万・四二七〉
3 (あとに仮定の意味を表す語を伴って)万が一。もしも。ひょっとして。
「わが背子し―まからば白妙の袖を振らさね見つつしのはむ」〈万・三七二五〉
4 おおよそ。大略。多く、漢文訓読文や和漢混淆文などに用いる。
「よって勧進修行の趣、―もって斯かくの如し」〈平家・五〉

引用:コトバンク

今回は読めそうで読めない漢字をご紹介いたしましたが、全問正解出来ましたか?小学校で習う簡単な漢字なのに、送り仮名をつけると意外と答えられない難読漢字になりますよね。しっかり覚えておきたいものです。

難読漢字は頭の体操にもピッタリですが、意外と難しい地図記号クイズもスキマ時間に楽しんでみてくださいね。

Source:漢字辞典オンライン・コトバンク

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 「荏苒」は何と読む?読めそうで読めない難読漢字5選