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日本で生活をしていると、漢字を見ない日はないでしょう。そして時には、難読漢字を見つけて読めないことはありませんか?調べるなどして読めるようになると何だか、晴れ晴れとした気持ちになります。今回は身に付ける物の難読漢字をご紹介いたします。例えば「簪(かんざし)」「飛白(かすり)」などです。厳選した5つの難読漢字をクイズ形式で出題いたします。ヒントを参考に、頭の体操を楽しんでくださいね。
「襤褸」は何と読む?
【ヒント】襤褸とは、着古して破れていたり、つぎだらけの衣服のことをさす言葉です。〇〇切れなどとも言いますね。
答え:襤褸→ぼろ
「襤褸(ぼろ)を出す・襤褸が出る」という使い方をしますが、意味は隠していた欠点が現れるということですよ。
「帷子」は何と読む?
【ヒント】帷子とは、夏に着る麻・木綿・絹などで作ったひとえもの・ひとえの着物をさす言葉です。か〇〇〇。「か」から始まる4文字の言葉です。
答え:帷子→かたびら
また、帷子の詳細は下記の通り……。あわせて覚えておきましょう。
夏衣装の一種。本来裂(きれ)の片方を意味したが,江戸時代には麻の単(ひとえ)物をさした。装束の下に用いるほか小袖(こそで)の表着とされ,直垂(ひたたれ)以下大紋には白,布衣(ほい)以下裃(かみしも)には染帷子が一般に用いられた。また武家女性の盛夏の衣料としては越後,能登,奈良等の上質の麻が用いられた。藍(あい)や茶で水辺の風景や花鳥を染め抜き,金糸や色糸で刺繍(ししゅう)をほどこした模様は,茶屋辻とか茶屋染といわれた。
引用:コトバンク
「襁褓」は何と読む?
【ヒント】赤ちゃんが身に付ける機会が多いアレです。
答え:襁褓→おしめ
また「襁褓(おしめ)」は(むつき)・(きょうほう)とも読みます。そして(おむつ)は「御襁褓」と書きますよ。
「褞袍」は何と読む?
【ヒント】褞袍とは大きめに作り、綿を厚く入れた広袖の着物のこと。別名は丹前(たんぜん)。主に男性が着用する冬に大活躍するアレといえば?
答え:褞袍→どてら
また「褞袍(どてら)」と似通ったものに、「袢纏(はんてん)」もありますが、丈の短い上着のことで、胸ひもをつけず、襟を折り返さないで着るものをさします。袢纏の他、袢天・半纏・半天などとも書くようです。
「天鵞絨」は何と読む?超難問です!
【ヒント】天鵞絨は、添毛織りの一種で、織物の表面を毛羽または輪奈(わな)でおおった織物の総称です。
答え:天鵞絨→ビロード・てんがじゅう
天鷲絨はもともとポルトガルから日本に伝わった織物のようですよ。詳しくは下記をご覧ください。
天鵞絨は別名ベルベットという。添毛(てんもう)織物の一つで、織面に輪奈(わな)を出し、ときにはそれを切断して羽毛のようになった織物である。ビロードとは、ポルトガル語のベルードvelludo、スペイン語のベルードvelludeの転訛(てんか)した語といわれている。また天鵞絨の文字は、白い天の鳥という意味をもち、その品質をよく表している。
引用:コトバンク
今回は身に付ける物の難読漢字をご紹介しました。難易度が高かったのではないでしょうか?ぜひ、今回学んだことを覚えておきましょう。いつか役立ち自慢できちゃうかもしれませんよ。
難読漢字といえば、蛇穴←は読めますか?全国各地にある難読地名一覧も激ムズレベルですよ!
Source:漢字辞典オンライン・コトバンク