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「仕種」という漢字を読むことができるでしょうか。見た感じでは「ししゅ」と読めてしまうのですが、もちろんそのような読み方はしません。今回の難読漢字は、耳では聞いたことがあるけれども、その漢字を見せられてもそうとはわからないようなものを4個集めてみました。あなたは4個のうち、何個の漢字を読むことができるでしょうか。
「仕種」は「しぐさ」と読みます。「しぐさ」というと「仕草」という漢字を思い出す方の方が多いのではないでしょうか。「しぐさ」とは、何かをするときのちょっとした動作や身のこなしや、舞台上の俳優の動作や表情、所作を表す言葉で、「仕種」と「仕草」、どちらの漢字を使っても良いようです。
「店子」と書かれたこの漢字は何と読むのでしょう。
「店子」は「たなこ」と読みます。「たなこ」というのは、大家に対して、家を借りている人、借家人を表しています。
「丁稚」と書かれたこの漢字は何と読むのでしょう。
「丁稚」は「でっち」と読みます。「でっち」というのは、職人や商家などに年季奉公をする少年のことで、雑用や使い走りをしました。時代劇などに登場しますね。この漢字の読み方を聞いたことがある人は大勢いると思われます。しかし、その言葉がこの漢字であることを知っている人は少ないのではないでしょうか。
「蚊帳」と書かれたこの漢字は何と読むのでしょう。
「蚊帳」は「かや」よ読みます。「かや」というのは、夏の夜、蚊や害虫を防ぐため、四隅をつって寝床を覆う道具のことです。昔に使われていました。「蚊帳」には「かちょう」「ぶんちょう」という読み方もあるようです。
今回の4個の難読漢字、あなたはいくつ読むことができたでしょうか。店子や丁稚、蚊帳などは実生活では見たことがない人が多いと思われますので、むずかしく思われたでしょうか。何の迷いもなくスラスラと読めてしまった方、素晴らしいです。
ひとつの漢字(熟語)なのに複数の読み方をするものがあります。そこに漢字の難しさと魅力があるのかもしれませんね。漢字の問題一覧 には、他にも色々な漢字の問題があります。