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「三種の神器」という言葉を聞いたことがおありでしょうか。「三種の神器」とは、歴代の天皇が皇位のしるしとして受け継いだという3つの宝物のことです。天皇陛下が伊勢神宮に参拝される時には、3つのうちの2つの宝物が天皇陛下と共に皇居の外に出ました。参拝に関するニュースの映像でもとらえられていました。さて、「三種の神器」に関わりのある「八岐大蛇」という漢字はどのように読むのでしょうか。
「八岐大蛇」と書いて「やまたのおろち」と読みます。
「八岐大蛇」は三種の神器ではありませんが、三種の神器の中のひとつは、この八岐大蛇の体の中から出てきたとされているようです。神話では、「八岐大蛇」というのは出雲国簸川 (ひのかわ。斐伊川 ) の上流にすみ,八つの頭,八つの尾,そして真赤な目をもつ大蛇とされています。そして、須佐之男命(スサノオノミコト)が八岐大蛇を退治したときに体の中から出てきたものが、三種の神器のうちのひとつであるとされています。
こちらが「八岐大蛇」の体内にあった宝物のひとつです。
答えです。
「天叢雲剣」と書いて「あめのむらくものつるぎ」と読みます。「天叢雲剣」は、別名「草薙剣」ともいわれており、こちらは「くさなぎのつるぎ」と読みます。「草薙剣」という言葉の方が多くの人に知られているのではないでしょうか。
答えです。
「八尺瓊勾玉」と書いて「やさかにのまがたま」と読みます。
「まがたま」自体は、日本史の教科書などでその写真などを見ることができるのではないでしょうか。また、アクセサリーやお守りに使われたりしているので、こんな形かなと想像はできますが、本物を見た人はいないので、実際の形は誰もわからないのだそうです。
答えです。
「八咫鏡」と書いて「やたのかがみ」と読みます。
神社の多くは鏡をご神体としていますが、鏡をご神体とするのは八咫鏡が起源だそうです。また、お正月飾りの鏡餅の起源も八咫鏡にあるそうです。
「三種の神器」は、本来は歴代の天皇が皇位のしるしとして受け継いだという3つの宝物のことを指します。しかし、国語辞書の中には、2つ目の意味として、「そろえていれば理想的であるとされる3種の品物。」と書いているものもあります。
昭和29年(1954)ごろから言われていた三種の神器は、電気洗濯機・真空掃除機・電気冷蔵庫だったそうです。昭和40年(1965)前後には、カラーテレビ・クーラー・自動車が「新三種の神器」と言われていたそうです。では、現代の三種の神器は何なのでしょうね。
情報掲載元(神仏ネット):https://shinto-bukkyo.net/shinto/%E7%A5%9E%E9%81%93%E3%81%AE%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%83%BB%E4%BD%9C%E6%B3%95/%E4%B8%89%E7%A8%AE%E3%81%AE%E7%A5%9E%E5%99%A8/
神話に出てくる漢字は本当に難しいですね。漢字の問題一覧 には、多数の難読漢字の問題があります。