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いまから40年ほど前、空前の大ブームとなり世の中から姿を消したガンダムのプラモデル。そのガンダムのプラモデル、通称「ガンプラ」をはじめとする一部のプラモデルが、現在品薄傾向にあるとか。原因は海外のプラモデル需要が高まっていることと、それに乗じて転売を狙う人たち(転売ヤー)にあるというのですが……。その転売ヤーへの対策が「完璧」だというおもちゃ屋さんのツイートが話題になっています。

品薄「プラモデル」の転売対策が完璧すぎる!

愛知県名古屋市に店を構えるおもちゃ屋さん。最近ではショップの店頭で見かけることが少ない、希少なプラモデルを販売していました。そこに貼ってあった「お客様へのお願い」が完璧な転売対策だったのです!

転売対策として、ガンプラ等一部の品薄商品をお買い上げのお客様に
ご購入時に内袋開封と一部ランナーのカットをお願いいたしております。

新品のまま売りたい「転売ヤー」にとっては、大打撃というか死活問題じゃないかというくらい最高の対応ですね。これに対しネット上では、下記のような絶賛の声が上がっていました。

「造ったりするモデラーにはダメージが無さすぎるからこれは最高の転売屋対策!」
「これは流行って欲しい対策」
「全世界に広まって欲しいです」

ちなみに「MGエクリプスガンダム(税抜定価5,500円)」は半年前に発売され、先日8月10日に再販されたものの量販店からあっという間に姿を消したガンプラ。メルカリを見るとご覧の通り、微妙な上乗せ価格で売られていることがわかります。

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実際に「セルフ転売対策」を試してみました

こちら、筆者が発売日に買って5年ほど「積みプラ化」しているHGUCのグフです。いつの日かHGでドダイYSが出たら組み立てようと思っていて、そのまま長年積んでしまった赤バンダイロゴ(現在は全て青ロゴ)の一品。(積みプラ=作らず放置してしまっているプラモデル)

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コレクターでもある筆者、保存状態は完璧です。

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内袋からパーツを取り出します!この時点で未開封中古から、未組立の中古となりました。なんだろう、転売するつもりはないのですが、ちょっとだけ心が泣いています。

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さらに、ランナーからパーツを切り取る必要があるわけです。愛用しているタミヤのニッパーを用意。

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グフのメインウエポンである「ヒートロッド」をニッパーでパツンっ!

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無事にランナーからヒートロッドを切り離し、個人的な転売対策(無意味)を施しました。なんだろう、5年間頑なに守ってきたグフを、傷モノにしてしまった罪悪感……逃れるためには、すぐにこいつ(グフ)を完成させてやらなくては!

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転売対策として有効なのはいうまでもありませんが、ランナーからパーツを外すという行為は「積みプラ」をしてしまう人にも有効なのかも知れません。お店にとっては本来必要のない対策であることは間違いないので、対策をしなくても欲しい人に商品が行き渡るよう、販売元のメーカーさんにはがんばっていただきたいものです。

ガンプラといえば、こういった「変態的」な技術を持った方がたくさんいらっしゃいました。EGのRX-78-2(ガンダム)は比較的再販ペースが早いので、手に入れることは容易です。一部のコンビニでも売っていたりしますので。

画像掲載元:SS.ナオキ

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 ガンプラなど品薄プラモデルの転売対策、あまりに完璧な方法でネット上は賞賛の嵐に