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現在巷で爆発的に流行し、一部芸能人も愛用しているアプリ「FaceApp」。これは自分の顔写真をいとも簡単に、別人に変えてしまうとんでもないアプリで、女性になったり年齢を変えたりするというのを特別な技術なしに、まるでフォトショ並、いやフォトショ以上のクオリティで変えてしまうというとんでもないものです。そんなアプリ、いまとんでもない噂になっております。
FaceAppとはなにか。一言で言えば「コラアプリ」だ。人間の顔をいとも簡単に編集出来てしまうというもので、特別な技術など一切いらない。ワンタッチで思いのままに変えてしまう。ただし、可能な範囲はごく一部で、より高度な機能を使うには、有料版のPROモードにしなければならない。
PROモードは通常の一発購入アプリとは異なり、課金性であり月額・年額で費用を徴収される。月額は550円、年額は3,200円、また買い切りは6,100円という金額。
買い切りと思って3,200円を支払うと1年後また3,200円かかるので注意が必要だ。
そんなFaceAppに気になる噂が拡散中です。
https://t.co/Aumf3e4idZ
ここに詳しく書いてあるよー— そら@両声類憧れ勢 (@soraaoinya) June 20, 2020
なんとFaceAppを使うと、提供した名前や肖像権などすべてFaceApp側に無償提供されるということだ。またそれらを商業目的で使用できるということだ。
例えば芸能人がこのアプリを使った場合、その肖像権はすべてFaceApp側に渡ってしまうという仕組みで、それを同意の上で利用することとなる。
ちなみに規約に関しては以下の解釈で記載されているという
「FaceAppに対し、利用者はユーザーコンテンツ及び、付随して提供した名前、ユーザー名、肖像を、現在並びに今後開発されるすべてのメディア形式及びチャンネルで対価を支払わず使用、複製、変更、翻案、出版、翻訳、派生物の作成、配布、公の場での上演や掲示を世界的に永久的、非独占的に、取り消すことなく、無償で付与する。」
「利用者が本サービス上、また本サービスを通じてユーザーコンテンツを投稿もしくは他の方法で共有する場合、利用者のユーザーコンテンツ並びにユーザー名、位置情報、プロフィール写真などといった関連情報が商業目的で使用される可能性があることを理解する」
引用:東洋経済新報社
が、しかしこの情報も現在は間違っていることが判明。あやふやな情報が拡散し、そのままそれが既成事実と化している模様です。
現在の規約としては以下のように記されいてるという。
現時点において、規約は変更されていることが判明。
わー! みなさん色々なご指摘ありがとうございます!
これは2017年から2019年にかけてFaceAppの利用規約に問題があったっていう件なんですね。
2020年現在の利用規約は変更されているようです。FaceApp:利用規約に関する批判https://t.co/WqRvWatfiF pic.twitter.com/ZgVgdkugAD
— せいほうけい
(週刊恋愛マンガ家) (@sehoke_p) June 20, 2020
現在の規約に関しては以下のように記載されている。
本契約およびプライバシーポリシーに従い、お客様は、お客様とFaceAppとの間で、お客様のユーザーコンテンツに関するすべての権利を保持します。さらに、FaceAppは、お客様が本サービス上または本サービスを通じて投稿したユーザーコンテンツの所有権を主張しません。
(6月27日現在)
規約:https://www.faceapp.com/terms-en.html
どうやら「所有権を主張しない」という範囲にとどめている模様です。ただし所有権は主張しないものの、根本的にそれらデータがどうなったのか、という問題に関しては不明ではあります。
何れにせよ現時点において「利用者のユーザー名、位置情報、プロフィール写真などといった
関連情報を実質運営に無償提供する・商業目的で利用される」という点に関しては、間違った情報となりますので、安易に拡散させないことをオススメします。
規約がヤバいといえば、TikTokも規約が勝手に変わっているという意見も。
顔を変えられるFace appがいかにヤバいかというツイートが回ってきたが、
そんなことを言い出したらTikTokの規約もまあヤバい。
・勝手に規約変えるからチェックしといてね
・データを使用し、変更し、複製し、出版し…(他にも沢山)色んな権利が永続的にTikTok側に与えられてるからね。 #FaceApp pic.twitter.com/ppeOf5whpr
— 山下拓朗_Takuro Yamashita (@Yamashita_Tak1) June 20, 2020
TikTokでは、勝手にキーログを取得していたという事実も判明しており、結局どのアプリも規約をしっかり読まないと知らず知らずのうちにデーターを利用されているなんてことは普通にあるのかもしれません。
いずれにせよ、対処しなければならないのは、国や政府ではなく我々一人一人の判断である