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今世界中で注目を集めているアルツハイマー病の新治療薬「アデュカヌマブ」。日本のエーザイとアメリカの製薬会社バイオジェンが共同で開発。脳内の異常なタンパク質を減少させる効果や神経細胞が壊れるのを防ぐ働きがあり、認知機能の低下を抑える薬は世界初。アメリカでは承認されていますが、日本では2020年12月に厚生労働省に承認の申請が出されていて、承認される行方が気になります。
米、18年ぶりアルツハイマー新薬承認 初の根本治療薬https://t.co/LIgoIG9HVF
— AFPBB News (@afpbbcom) June 8, 2021
アメリカでは米食品医薬品局(FDA)が承認済みですが、4週間に1回の点滴投与が必要で患者1人当たり年間5万6000 ドル。
日本円に換算すると約613万円(1回投与で約47万円)程度の治療費がかかるようです。
この情報を受けてTwitter上でもそのコストが話題になっています。治療薬が高額過ぎる、払えない、日本で承認されたら何割負担?!保険使っても高額になるだろう・・・という反応が多く並んでいました。
この影響を受けて、6月8日、9日に値幅制限いっぱいのストップ高水準まで急騰しましたが、その後は一転し、エーザイの株価が10日午前の東京株式市場で一時急落し、節目の1万円割れ寸前の水準を付けました。出来るだけ高値のうちに売り抜けようとする動きが強まったのが要因だそうです。
新アルツハイマー治療薬は今のところ高額ですが、治す薬は初めてということで今後、富裕層をメインに需要が高まりそうですね。
人生100年時代到来か?!と、最近良く耳にしますが、日本の平均寿命は男性81歳、女性87歳でもあり、年々寿命が伸びています。
その分、アルツハイマーの患者も年々増加傾向になり、介護が必要になります。
この新薬のおかげでアルツハイマーが治れば、周りの方の介護の負担も軽減し、笑顔が増える生活が出来るでしょう。
まずは日本でも承認されて、誰でも入手しやすいコストになることに期待したいですね。
薬と言えばこちらも話題になりました。
Source:エーザイ株式会社