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一番好きな映画は何?と聞かれて筆者が必ず答える映画は「BACK TO THE FUTURE」。そんな人は多いのではないでしょうか。映画が好きという人でなくとも楽しめてしまう、色褪せる事の無いまさに最高のエンターテインメント作品だと思っています。そんなバックトゥザフューチャーが金曜ロードショーで3週連続放送されるというのです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の“SNS時代初”の地上波放映をとにかく見てほしいというツイートです。#バック・トゥ・ザ・フューチャー#金曜ロードSHOW #映画で語ろう pic.twitter.com/eeckTBSjRi
— KST - ℝ - June,12 (@kst050z) June 10, 2020
こちらの投稿者さんが、「初見の人は絶対に見て」と興奮気味に伝えるのもわかります。筆者も全く同じ気持ちです。そして同時に、初見の人がものすごく羨ましいです。あの感動と興奮を新鮮に味わえるなんて。
バックトゥザフューチャーは1985年のアメリカ映画。なので舞台の基本時間は1985年という設定。全ての始まりとなる1は1985年から1955年にタイムスリップします。もちろん30年前の事は周知の事実なので、当時の人が笑えるようなジョーク(例えば、55年のドクは日本製品を信用していないが、85年から来たマーティは日本製品なら間違いないと答えたり)がちりばめられています。
そして、2で旅することになる30年後の未来世界が2015年。そう、すでにその未来世界すらも現実世界が追い越してしまっているので、2の中にある矛盾や実現したものに注意してみると、また別の面白さがあります。
愛すべき悪役、ビフ・タネン。彼のモデルは1985当時不動産王であった現職のアメリカ大統領「ドナルド・トランプ氏」。当時は彼が今以上に権力を持ったら...と想像して描かれた2が、まさかの現実に。
2で旅する2015年で、80年代後半当時全くパッとしないチームであった「シカゴ・カブス」が優勝していてマーティが驚くシーンがあるが、実際に2016年になんと108年ぶりにカブスはワールドシリーズ優勝を果たしている。
逆に作品がきっかけで出来たものも。作中で履かれていた「NIKEの自動で靴紐を結んでくれるシューズ」は、NIKEがしっかりそのデザインで作ったことで有名。しかも今はその技術を元にさらに進んだ自動調整シューズまで開発しているというから驚き。
PC技術やネットワークが発達した現在であれば、「ギガ」という単位は日常で使われる単語になっておりますが、1985当時はギガと言う言葉は一般的な単語ではなく、脚本家さんがジゴワットとつづりを間違えた事でバックトゥザフューチャーの中だけで使われる不思議な単語が爆誕する事に。
他にもたくさんの魅力的なパロディ台詞やパロディシーンなどなどがあるバックトゥザフューチャー。何度見ても楽しめる作品なのは間違いないので、是非とも金曜ロードショーで確認してほしいです。SNS時代にタイムトラベルものの金字塔を見られるのは本当に素晴らしい。ありがとう金曜ロードショー!
画像掲載元:パブリックドメインQ
source:AFP BBNEWS
source:映画「BACK IN TIME」