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2019年10月22日は即位礼正殿の儀が執り行われ、徳仁天皇が自身の即位を国内外に宣言しました。まるで平安絵巻物から出てきたような皇族達の装い、そして大雨だった天気もぴたっとやみ虹が現れ台風も消滅するなど、まるで伝説のような事が起こった一日でもありました。そんな中、安倍総理が日本国民を代表して祝賀の挨拶を述べ、その後に万歳三唱をしましたがその時の万歳三唱の言葉には深い意味合いがあったとネット上で話題となっています。
安倍総理の万歳三唱に合わせて陸上自衛隊が即位を祝う礼砲21発 即位礼正殿の儀#即位礼正殿の儀 #安倍総理 #陸上自衛隊 pic.twitter.com/MXZuf1SRtT
— テレ朝news (@tv_asahi_news) October 22, 2019
天皇陛下は、剣や勾玉(まがたま)とともに高御座(たかみくら)に上がり、国の内外に向けて即位を宣言されました。その後、安倍総理大臣が即位を祝う言葉を述べて高御座の前で万歳三唱しました。
引用 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000167384.html
国民を代表して「寿詞(よごと)」を読み、その後に行われた万歳三唱をテレビで見ていた国民も多かった事でしょう。
しかし、この万歳三唱に違和感を覚えた人も多かったようです。
安倍首相は万歳三唱を行った。そもそも即位礼自体が、宗教色も強く、政教分離違反、憲法違反の儀式だが、アジア諸国の植民地支配という歴史を正当化し続けている安倍首相が「天皇陛下、万歳!」と声を張り上げ、自衛隊の礼砲が発射されるさまは、まるで戦時下の再現のようなおぞましささえ漂っていた。
— ゆみ (@yumidesu_4649) October 22, 2019
天皇を憲法の統御下から外して市民の上位に置くという、天皇の名の下に圧政が横行した明治憲法時代に回帰するような改憲案を、未だに党の公式なものとして掲げている自民党のトップである安倍首相が、新天皇に万歳三唱するというのは、戦前回帰と言われても仕方がない。前の天皇の時とは訳が違う。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) October 22, 2019
即位の礼。天皇のお言葉を受け、安倍首相一段高い高御座を仰ぎみながら「国民一同は、天皇陛下を日本国及び日本国民統合の象徴と仰ぎ」と天皇が国民の上にあるかのように述べ「最善の努力を尽くしてまいります」と誓い「天皇陛下の弥栄(いやさか)を祈り」万歳三唱。国民が臣下であった戦前そのまま。 pic.twitter.com/8WkZ3Xo7e7
— 中田晋介 (@sinsuke_nakata) October 22, 2019
「サヨクにとっては辛い一日だろう」「戦前返りのようで、嫌な印象」「戦前が逆流してくるような錯覚」「『天皇陛下バンザーイ』怖かった」とネット上でコメントもあり批判の声があったのも事実です。
しかし、この万歳三唱は戦前回帰したいわけでもなく、天皇陛下を神と称えるわけでもなく、別の意味合いが込められていたのです。
今日、令和元年10月22日、即位礼正殿の儀。
安倍首相が万歳三唱をした時日本の伝統を見てスゴく感動した。
pic.twitter.com/pgwrAU83HN —
サソリ Anthem 蠍鬼 (カツキ) (@sasorigion) October 22, 2019
安倍首相は引き続き参列者とともに「ご即位を祝して、天皇陛下、万歳、万歳、万歳」を叫んだ。「ご即位を祝して」という表現が入ったのは「単に『天皇陛下、万歳』と言えば、過去の戦争や軍国主義を連想させ、国民主権精神とも合わない」という批判を意識したためだ。
引用 https://japanese.joins.com/JArticle/258817?servcode=A00§code=A10
ただ単に「天皇陛下、万歳!」だと戦前の軍国主義を彷彿とさせますが、その前に「ご即位を祝して」と言う言葉が入っていることで天皇陛下の即位を祝うという意味合いになるのではないかと記事で紹介されています。
確かに、日常の場面でも「○○を祝して万歳」「○○を祈念して万歳」と当たり前に使われている表現です。
そして安倍総理が伝統的な束帯姿ではなく燕尾服を着たと言う事も、天皇主権ではなく憲法にのっとった国民主権を印象づけました。
即位礼正殿の儀に欠かせない三種の神器の恐ろしすぎる噂についても話題となりましたが、安倍総理の万歳三唱にはこのような意味合いがあったのですね。