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「レジン」とは英語で樹脂のことです。液状で販売されていますが、種類により紫外線に当てて固めたり、2種類の液で化学反応で固まるものもあります。透明感があり、可愛らしいアクセサリー等に使用されています。そんなレジンですが、Twitterにて、Mariko(@HiiO17381547)さんがご投稿した「生き物の空洞のレジン作品」が話題を集めています。あまりにも美しいその作品は多くの方の心に刺さり、3.3万いいねが寄せられるなど反響を呼んでいます!
空洞レジンが #どこかの誰かに刺さればそれで良い pic.twitter.com/yePesJSXCP
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Mariko レジンで空洞のいきもの作る人:複数の偽アカ出現中!ご注意ください (@HiiO17381547) September 16, 2022
ガラス細工のような……透明度のある空洞レジン作品のツイートを発見しました!「空洞レジン」を筆者は初めて目にしましたが、とてつもない美しさで時間を忘れるほど、眺めていたくなる間違いなく心に刺さる作品ですね。
ツイートのリプ欄には、美しい空洞レジン作品に魅了され「実物を手に取って見てみたい」「ファンになりました」などの絶賛の声が続々寄せられ、注目を集めています。
・ジンベイザメ素敵です。光が透過しているのもキレイ!
・海の生き物大好きな私に刺さりまくってます!本当に綺麗で夢のような作品たちですね!
・マリコさんの作品が大好きです!作り物だけど水や、光が生み出されるような素敵な子達に素直に尊敬します!
・本当に美しいです!影が影なのにキラキラなのがすごく好きです。
制作者のMariko(@HiiO17381547)さんにお話を伺いました。
■プロフィールや空洞レジンを制作されたきっかけを教えてください。
Mariko Stanleyと申します。レジンで制作は約3年ほど前に仕事の合間の趣味で始めました。独学が過ぎて、レジン始めた頃=空洞レジンに着手していました。作品作りを始めたきっかけは、世の中には素晴らしいレジン作家様が多く確立したハンドメイド業界で、 自分は既にかなりの後発ながらも、とにかくオリジナルを追求したく、他には誰も作っていない作品を作りたかったからです。
そして子供の頃から大好きだった海の生き物を、天井から吊して自室を水族館のようにしたくて透明・大型・軽量で作りたかったためレジンという素材を選び制作しました。
■空洞レジンの作品はどのように作られているのでしょうか?制作にあたり、こだわっている点なども教えてください。
材料はレジンと着色料とレジンを研磨する道具やクリアファイルを主に使って、逆に市販のシリコン型などは使わずに自由に制作しています。
こだわりはどんなに大きくても小さくても空洞で軽量であること。透明であること。そして、作品を光にかざした時に透け出る水面のような影が生まれる様に作ることです。
また、美しい生き物の姿を真似て制作するので、デフォルメし過ぎたものではなくて、リアルに寄せた姿の再現にこだわっています。 制作で難しい点はやはり空洞に作るというところですね。従来の型にレジンを流し込み制作する方法では制作できません。
時間をかけて少しずつ成長させる様に作るところに違いがあります。そのため大きさも表情も色も違いがある1点ものとなります。
■制作には細かい工程がたくさんあると思いますが、制作時間はどのくらいかかりますか?
だいたいの制作時間は25cm前後のクジラやジンベイザメでしたら半日〜1日ほど、他10cm前後のものでしたら2〜3時間程度、70cm前後の大型になると数日かかります。
複雑な形と特有の皮膚感のティラノサウルスは、42cmでも48時間ほど要します。型に入れずに丁寧に丁寧に少しずつレジンを塗り固め伸ばしていきます。
■空洞レジンを初めて目にしましたが、アートで空洞レジンという分野があるのですか?
ジャンルとして空洞レジンはある様ですが、私の作品とは別物です。球体やシンプルなモチーフのものを専用の型にレジンを流してから、余分なレジンを除去する方法で作られている方はいらっしゃるようですが、恐竜や海の生き物の様な複雑な型のものは、現在私だけかと思います。 同じ空洞レジンのくくりでも製法が全く違うからです。
■いいねやRTされるなど大きな反響がありますが、今のお気持ちは?
皆様のいいねやRTなどお一人お一人のお気持ち、おひとつ・お一言が全て私の制作の励みになり、毎日感謝に溢れた日々の中楽しく制作をさせていただいております。
■今後の夢や制作してみたいものがあれば教えてください。
今後の夢は、空洞レジンで移動型透明水族館を作って海の生物好きな人・海を知らない子供達を招待したいのです。借家空家やテナント、トラックの中、テント……とにかくどこでも良いので、展示したり即売会したり、Workshop、空洞レジン教室など実現できればと目指しています。
今後は様々な種類の海の生き物や深海生物を作っていく事と共に、恐竜などの古生物、特にデボン紀の海の生物や、植物では多肉植物やサボテンなどをつくりたいと思っています。
Marikoさんお忙しい中、空洞レジンの魅力をお話いただきありがとうございました。
Marikoさんの空洞レジン作品の数々は、まさに超絶技巧!そして、心が洗われるような綺麗な色合いと生き物の躍動感も感じられ、見るだけでとても癒されました。Marikoさんの夢である「空洞レジン移動型透明水族館」を、ぜひとも実現させて欲しいと願うばかりです。楽しみにしております!
美しいといえば、「越鏡」のイラストも幻想的で心が惹きつけられますよ!
Source:Marikoレジンで空洞のいきもの作る人(@HiiO17381547)