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鉛筆画は文字の通り、鉛筆を使って描く絵のことです。黒い鉛筆で描くモノクロの濃淡のみで立体感やリアルに表現するのは、技術が必要です。大森浩平さん(@kohei6620)がTwitterにて投稿された1枚の鉛筆画が話題を集めています。その絵は水道の蛇口の絵ですが、何回見ても鉛筆画だとは信じられない完成度の高さで、写真にしか見えないのです。今回は、鉛筆画の秘密に迫るべく、投稿者の大森さんにお話を伺いました。
蛇口の絵、制作過程を動画にしました。
フルVer.↓↓https://t.co/iRD9pAwI7J pic.twitter.com/k9eCPQHDSf
— 大森 浩平 - Kohei Ohmori (@kohei6620) October 13, 2021
動画で、鉛筆画を描いている様子を観られますが、このような過程を経て描かれているのですね。
これでやっと信じられました。でも、鉛筆でこのような仕上がりの絵になるとは……まるで魔法にかけられているようです。
このご投稿に対して、Twitterのリプ欄には「何をどう鉛筆を使えばこんなうつくしい作品ができるのか、しばらく絵と睨めっこしてました。そのくらい素晴らしいです!」「白い紙と黒い鉛筆から光の世界が生まれるという、何という技術!まさに神!感動しました」「鉛筆が『俺はこんなものを書けるのか』とか言ってそう」「蛇口の横に鉛筆を置きました。にしかみえないほど上手いですねw」など本物に見紛うほどのクオリティの高さと、完成度の高さに魅了される人が続出しています。
投稿者の大森浩平さん(@kohei6620)にお話を伺いました。
■蛇口の絵の製作時間はどのくらいでしょうか?
1ヶ月間で、60時間ほどかかりました。また、この絵でこだわったポイントですが、反射した自分側の部屋風景も丁寧にを描くことで金属を金属に見せる、また鉛筆の線を見せないムラのない滑らかな塗りにこだわりました。
■いつ頃から絵を始められましたか、またこの絵の名称は鉛筆画でしょうか?
大学受験に向けてデッサンを習い、その後 徐々に今の作風になったのでSNSが履歴になりますかと。鉛筆画であり写実画であります。
■ねじの絵や缶ビールの絵もメタリックで、金属感や光沢など鉛筆で表現されていますが、どのように光を絵に取り込んでいるのでしょうか?
光沢を描く水を描くなどと思わずに、極一部分ずつを細かくそのまま描くことで表現するという感覚ですね。鉛筆は、H〜3Bを濃さに合わせて使用しています。
■ツイートが大反響を呼んでいますが、今どのようなお気持ちですか?
私自身、社会で生きるのが上手くないので、唯一自分にできる鉛筆画で このように多くのリアクションをいただけるのはとても嬉しく励みになります。
大森さん、制作の裏側をのぞける貴重なお話をありがとうございました。
写真にしか見えない、リアルさを表現された数々の作品は大森浩平さん(@kohei6620)のTwitterでチェックしてくださいね。今後もどのような作品が登場するのか楽しみで目が離せません。
リアルといえば、圧巻の立体切り絵技術が驚きの美しさも注目を集めました。
Source:大森浩平(@kohei6620)