昨今、新幹線における犯罪が多発する中、安全神話が徐々に崩れようとしております。というのも、新幹線は飛行機のような搭乗チェックや荷物検査などがあるわけでもなく、乗客と鉄道会社のある意味信頼関係によって成り立っているという点もあり、そのへんは割とアバウトな感じです。ところが最近の情勢を鑑みるとなかなか今のような状況を続けるには厳しいのかもしれません。

ー搭乗チェックは・・・なし

新幹線は時速300キロ近くで走る超高速鉄道です。そんな鉄道に危険物を持ち込まれたら客の命はたまったものではありません。しかも下手すれば1時間以上密室空間となるこの区域で客は逃げ場はありません。しかしそんな状況でも手荷物検査等は一切なく、自動改札機できっぷの検査をするのみです。

ちなみに海外の「ユーロスター」では手荷物検査があるようです。この状況についてJRは「利便性を著しく損なうので、できないと考えている」ということです。

日経新聞:新幹線の手荷物検査に慎重 JR東海、巡回を強化
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31708560T10C18A6000000/

ー防犯カメラはたくさんある


ただし、防犯カメラは沢山設置されており、ほぼ死角がないような状況です。

常に乗客を監視し、不審な動きをすればどこかでチェックするのでしょう。

また新幹線内にも防犯カメラが随所に設置されております。

たとえ通路であっても防犯カメラが目を光らせます。


客席にも分かりづらいが、防犯カメラが設置され客の動きを監視しております。
ただし、抑止効果にはつながるのかもしれませんが、それを超えた「無敵の人間」に対しては有効であるとは言えません。

とはいえ、手荷物検査等をすることで未然に防ぐ事はできるのかもしれませんが、JRの言うように乗車までの時間が極めて遅延することは予想され、利便性が失われ新幹線の意味がなくなります。


ーシートは外せる


ちなみに新幹線のシートのクッションは取り外し可能で


クッションとシートがマジックテープでくっついておりますので取り外しができます。これを盾に使ったり、何かの衝撃を吸収させるクッションに利用することもできそうです。

犯罪が増えるのはとある趣味が災いがしているというコメンテーターもいましたが

なかなか事件を100%防ぐのは極めて難しいのかもしれません。
東京オリンピックを控え、外国人観光客も増加することが予想される昨今において、改めて新幹線の安全性について議論する必要が有るのかもしれません。

画像掲載元:ぱくたそ


(秒刊サンデー:たまちゃん)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 新幹線は安全性は大丈夫なの!?色々確認してみた結果