クローン人間などという技術がSFなどで度々話題となったりしますが、実はこれSFの世界ではなく、現実になり始めようとしております。1997年2月22日に「クローン羊」が誕生しており、その後ネコやイヌなどが誕生。あとはサルだけとなったわけですが、なんとこのたび中国でついにクローンサルが誕生したようです。
ー中国で誕生したクローンサル




クローン技術は、今まで羊などの動物には成功しておりましたが、霊長類はまだ達成されておりませんでした。それは倫理的な問題なども含め行われなかったのですが、中国・上海の研究チームは同じ遺伝子をもクローンサル2匹を誕生させ、24日の米科学誌セルに論文を発表し話題を呼んでおります。

今回の技術は羊のドリーに使われておりました、体細胞移植(SCNT)技術を進化させサルに応用したもので、この技術で霊長類で成功したのは今回が初めてだということです。

サル以外には、猫、イヌ、ラット、ウシなど23種の哺乳類がクローン化に成功しております。

いずれかはこれが人間に使われ、自閉症、パーキンソン病、アルツハイマー、ハンチントン病などの改善や研究に繋がると期待されます。

ただし、ケント大学の遺伝学教授Darren Griffin氏によると、霊長類でのクローンは間違いなく「倫理的な問題をうむだろう」と警告しております。

様々な議論があるかと思いますが、もはや人間のクローンが誕生するのは時間の問題なのかもしれません。


掲載元
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-5307825/Cute-monkey-clones-created-China-world-first.html

(秒刊サンデー:たまちゃん)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 中国、霊長類で初の「クローン猿」を誕生させる