とんでもないランサムウェア(金を要求するマルウェア)が確認され爆発的に普及しております。このランサムウェアに感染すると、画面のような真っ赤な警告画面が登場し、パソコンを完全にロック。作業はできなくなります。復旧させるにはお金を要求してくるということです。まさに足元を見た最悪の手口と言えるでしょう。
ー WannaCryはどんなもの?


現在世界中に拡大しているランサムウェア「WannaCry」は、どんなものでしょう。そもそもランサムウェアとはどんなものかと言うと、画面をロックし制御不能にします。当然今までの作業はすべて中断されます。保存してあるから大丈夫とか関係はありません。そもそもPCが使えなくなるのです。これを解除するには「身代金」を要求してきます。身代金はオンラインの決済サービスを通じて、処理されているのが一般的です。


この度流行っている「WannaCry」も同様のもので、300米ドル(約3万4千円)相当の身代金をビットコインで要求してきます。

問題の経路を通じて、ご自身のイントラのサーバ上にファイルがダウンロードされ、それを実行することによりそれぞれの端末が暗号化。その際に脅迫文となるファイルが作成され金を要求してきます。

基本的に「Office」や「プログラム」「データベース」等マイクロソフト系のありとあらゆるファイルが暗号化され使用不能になりますので、感染したら3万4千円を払わない限り復旧はできません。

ウイルス対策ツールを開発している「トレンドマイクロ社」も急ピッチで対応している他、なんとマイクロソフトがサポート終了した過去のOSに対しても異例の対応をしております。いかに緊急事態であるかがわかります。

WannaCry対策、MSがWindows XPやServer 2003にも異例のパッチ提供
http://ascii.jp/elem/000/001/482/1482839/


ー英国ブロガーが阻止する方法を発見


通常このようなウイルス対策は対策をすればその他の脆弱をついてくるという「イタチごっこ」となり永久ループになります。そんななか英国のブロガーがこの「WannaCry」に対して「殺すスイッチ」を発見したと言います。

ニュースを聞いた22歳のブロガー。なんと数時間でWannaCryを停止させたのだということです。しかし匿名のコンピュータセキュリティ専門家によると、WannaCry側は既にその対策が行われており、結局また新たな「WannaCry」が登場し、意味がなくなるということです。

感染対象となるOSはWindows7以下の古いOSですが、念のため最新のWindows10でも、不用意に不審なメールを開けないなど、注意はしておいたほうがいいのかもしれません。

掲載元
http://www.dailymail.co.uk/news/article-4502496/British-blogger-accidental-hero-cyber-attack.html

(秒刊サンデー:たまちゃん)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 【悲報】血も涙もない「最強ランサムウェア」WannaCryが世界的に拡大!ブロガーが解除法発見!