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サンブレフェスタで見つけた名車たち


群馬県太田市にある「道の駅おおた」サンブレフェスタで見つけた名車を紹介する第二弾は、キレイにレストアされたVWタイプ1、初代ビートルに登場いただこう。でもこのビートル、タダのビートルじゃなかった。なんと、エンジンをポルシェ912のものに載せ替えてあるのだ!

普通のビートルに見えてタダのビートルじゃなかった!

外観はいたってノーマル。

メッキパーツもピカピカ。

前回の記事ではホンダS800Mを紹介したが、なんとS800オーナーはもう1台を友人に運転してもらって持ち込んでいた。それがこのビートルだ。




外観からはキレイにレストアされたオリジナル車のように見える。でもオーナーは古いポルシェを何台も所有するマニア。お話を聞けばオーナーの宇井さんは356Aやスピードスターなどもお持ちだとか。そんな人が普通のビートルで参加されるはずがないと思えば、やはり手のこんだビートルだった!

ポルシェ純正のクロームホイール。

356クラブのエンブレム。

タダのビートルじゃない片鱗はそこかしこから察することができる。足元にはポルシェ純正のクロームホイールを履いている。リヤのエンジンフードにはポルシェ356のクラブ員しか持てないエンブレム。どういうことかといえば、なんとエンジンをポルシェ912純正の水平対向4気筒にスワップしてあるというのだ。ポルシェとフォルクスワーゲンは深い関係があるとはいえ、実際にポルシェのエンジンに載せ換えてあるビートルはめったに見かけない。

ポルシェ912エンジンを載せていた!

この個体はヤナセが販売した正規輸入の1970年式ビートル。それをビートルの専門店であるフラット4でポルシェ912エンジンに載せ換えたものだった。実にこのクルマが912エンジンを載せたフラット4製の1号車だそうだ。




エンジンだけでなくミッションやデフまでポルシェ912純正に変更されているそうで、その動力性能はビートルの比ではないことだろう。ビートルの純正エンジンは1192ccの排気量から34psを発生したに過ぎないが、912は1582ccの排気量から90psを発生した。このクルマはエンジンの調子がよくなかったため不良部品を交換してオーバーホールされているから、スペック通りの性能を維持している。

タコメーターが追加されたインテリア。

新品のようなシート。

ビートルらしからぬ動力性能を手に入れただけではない。タコメーターが追加されたインテリアをよく見れば、ダッシュボードの下にクーラーが装備されている。このユニット自体は当時のビートル用だが、エンジンを変更したことに合わせてコンプレッサーやコンデンサーなども変更。しっかりと室内を冷やしてくれるのだ。




快適な室内に傷んだシートは似合わない。外観同様、内装もすべて手が入っていて、新品のように張り替えられている。

ドアライナーもこの状態。

シートだけでなくドアライナーやルーフライニングなど、内装すべてが刷新されているから気持ちよくドライブできそうな状態。これでクーラーが装備されているのだから、季節を問わず快速ビートルを楽しむことができるだろう。




その走りだが、意外にも912のエンジンと車体のバランスが非常に良いのだとか。エンジンだけ速くて足周りがついてこないわけではないのだ。さすがに専門店が仕上げたクルマといったところだろう。

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