相次ぐ固定式オービスの撤去に伴い、特に高速道路での速度取締り強化が必須となっている今、実は各都道府県警が覆面パトカーの調達に向けた入札公募を盛んに行っているのだ。これは果たして、2020年に向けた交通取締強化の一環として、特に高速道路では固定式オービスの減少をカバーする取締り手段である、パトカーや覆面パトカーの追尾による速度取締りを強化しようというつもりなのだろうか? まっ、いずれにしても我々一般ドライバーにとっては脅威となることは間違いない。さっそく、ひと目でわかる白黒パトカー(制服パトカー)に比べて、やっかいな存在と言える覆面パトカーの見分け方を検証してみよう!

茨城県警は、8月に一気に5台を調達!

 香港では今、デモ参加者の覆面着用を禁止する「覆面禁止法」が発令中だが、日本では「覆面」といえば、思い浮かぶのが「覆面パトカー」だ。



 ちなみに、昨年後半から今年にかけて、「交通取締用覆面パトカー」の調達に向けた入札公募を行った主な都道県警は、熊本県警、茨城県警、和歌山県警、青森県警、滋賀県警、栃木県警といったところ。特に茨城県警は一挙に5台を調達し、埼玉県は「交通取締用四輪車(覆面)の製造請負 」という入札を公募し、埼玉県の某ディーラーが落札している。クルマの落札価格は、約400~600万円。3台、5台というまとめ買いでは、若干の値引きが行われている模様だ。



 余談だが、パトカー(パトロールカー)は、警察庁が購入し、各都道府県警に配備される「国費配置」と、各都道府県がそれぞれの予算で購入する「都道府県配置」の2種類があり、どうやらクラウンに関しては「国費配置」がほとんどであるらしい。となると、各都道府県警が入札を公募しているのは他の車種ということも考えられるが、「国費配置」されるクラウンは、白黒パトカーだけととることもできる。果たして?

クラウンの運転席と助手席に、ヘルメット(or青い帽子)&制服着用のおまわりさんが乗ってたら、ほぼ覆面パトに決まり!

名神高速道路で見かけた覆面クラウンパト。残念ながら(?)アンテナはトランクではなくリアウィンドウのピラーについていて目立たない。

2017年に警視庁が1億円もかけて大量導入(15台!)した、TOYOTAマークX+Mスーパーチャージャー。各交通機動隊に配備されたそうだが、360馬力というオーバーパワーをどう活かしているのか、コスパを考えればまじ疑問。

 ネットや雑誌でまことしやかに囁かれている「覆面パトカーの見分け方」は、次のとおり。

1. 8ナンバー

2. ボディカラーが白、黒、灰色などの無彩色

3.ほとんどがトヨタ・クラウン

4.ルームミラーがふたつ

5.ナンバーが地元ナンバー

6.トランク部分にアンテナ

7.前席に2名乗車 etc.



 まず1だが、確かに以前は回転式パトライトの装着などで構造変更が必要となり、「特殊改造車」扱いとなっていたため、8ナンバーのクルマが多かったのは事実。が、最近は「一般車両」扱いとなり、5ナンバーや3ナンバーとなっているために見分けがつかなくなっている。



 2は、確かに今でも通用しそうだが、世の中に数えきれないくらい存在するボディーカラーであるため、いちいち疑っていたらキリがない。



 3は確かにその通り。確かにクラウン以外の車種も存在するが、警察が要望する数々の規定に合わせてクルマを作るのは、自動車メーカーにとって別にラインを設けたりと、ある意味、負担となるため、現在は、ほぼトヨタ、それもクラウンの独占といってもいい。ただし、クラウンも世の中にあふれかえっている以上、決め手とはならない。



 4も正解。運転席と助手席のどちらでも後方が確認できるように2つついている場合が多い。ただし、これも確認するのは至難の業ではある。



 5の根拠となる「管轄」の問題だが、警察の捜査権は犯罪が起こった場所で発生するため、例えば県境を超えて追尾する場合がないわけではない。ただし、逆に言えば、越境してきた覆面に捕まることはないというわけだ。



 6はまさにケースバイケース。すべての覆面がそうというわけではないので、これも決め手とはならない。



 1番、有効なのが7。つまり、2、3、5あたりの合わせ技により目星をつけ、後方、あるいは斜め後ろあたりから確認するわけだが、実は覆面パトであることの決定的な根拠はこれしかない。追尾されている場合もルームミラーで確認できるはずだ。



 というわけで、怪しいクルマを見つけたら、まず、前席のチェックを怠らずに!

情報提供元:MotorFan
記事名:「 2020年の交通取締本格強化に向け、全国で覆面パトカーが増殖中! これが覆面パトの見分け方、決定版!!